キングダム10巻のあらすじと感想
キングダム10巻のあらすじをご紹介
どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム10巻のあらすじを紹介していこうと思います。
キングダム10巻について
キングダム10巻の表紙は下の通りです。
ちなみにキングダム9巻のあらすじはこちらです。
masaru-tomoyume.hatenablog.com
キングダム10巻ではついに呂不韋が登場します。呂不韋は豪胆な人物ですが、政にとって最大のライバルとなる男です。10巻においては呂不韋の陣営の方が圧倒的に大きいので、呂不韋という敵の巨大さをただただ実感する巻となりますね。呂不韋の敵としての大きさが魅力の10巻のあらすじは下の通りです。
キングダム10巻の詳しいあらすじ
それではここからはキングダム10巻のあらすじを紹介していきたいと思います。
1、呂不韋登場
呂不韋一派がついに王宮の本殿に到着した。一人一人の「気」の重圧に圧倒される信達。そんな中一人遅れてくる男がいた。悠々と歩き政の前で跪いた。この男こそ呂不韋。政のライバルとなる男だった。
2、政と呂不韋一派との対談
刺客の口から黒幕が呂不韋であることを割らせてある政達。どう出るのかと身構えていると、なんと呂不韋は本人の口から自分でやったと述べたのだ。
固まる政達。しかし、政は呂不韋の言葉を冗談として受け流さざるを得なかった。王の暗殺という大事をいとも簡単に黙殺せねばならない状況が、両陣営の間に力の差が大きいことを示していた。
凍りついた場であったが、蔡沢という老人が会話を再開させる。
蔡沢は昔に丞相を務めたほどの腕前を持つ老人で、今は中華の東端・燕(えん)という国に出向していたが、一時的に戻ってきていたのだ。蔡沢は「自分は強き者に仕える」と言い放って去っていった。
呂不韋が席を立とうとした時、待ったをかける人物がいた。呂不韋の家臣である蒙武だ。蒙武は「六大将軍を復活させてほしい」という旨を上奏した。
騒然とする周囲と何が何だかわからないという信。六大将軍とは政の曽祖父・昭王の時代の六人の大将軍のことなのだ。常に複数の国と戦っていた秦は六人の大将軍に戦争の自由を与えたのだ。六人は各国にとっては恐怖の対象だった。しかし、六将なき今秦国の武威は失墜しており、国境を侵略される事態がチラホラ起こっていたのだ。そこで、六将を復活させて秦国の武威を復活させる試みであった。しかし六将には謀反の恐れが常に付きまとい、鉄の忠誠心で繋がっていた昭王ならともかく、若い政には不可能だというのが周りの意見だった。
呂不韋は蒙武の話を遮った。しかし、次に呂不韋の口から出た言葉は驚きのものだった。なんと、自分を中心とした六将を検討するとのことだった。あまりにも王を見下した発言であるが、呂不韋は意にも介さず去っていった。
3、呂不韋の去りし後
呂不韋が去った後、政は柄にもなく物に当たる。今回の一件は相当にショッキングだったのだ。しかし、政は前向きだった。呂不韋の大きさを知り、それでもなお「相手に不足なし」と宣言した。その後、竭氏の片腕・肆氏を仲間に入れ、立て直しを図るのだった。
4、貂、軍師を目指す
政暗殺の一件を経て、自分の本当の気持ちに気付いた貂。貂は信のおける人間が欲しかったのだ。しかし、このままでは信も政も自分の手の届かないところまで行ってしまう。黒卑村の時のように、一人になることを恐れた貂はキョウカイに紹介されて軍師学校に入ることにする。しかし、その軍事学校は呂氏四柱の一角・昌平君の屋敷だったのだ。昌平君は蒙武の息子・蒙毅(もうき)の隣の部屋を用意する。蒙毅曰く、軍師学校は呂氏四柱としての機能はなく、軍略を学ぶには最適な場所だとのとこだ。覚悟を決めた貂はそこで軍略を学ぶことにした。
5、夜語り
貂が軍師学校へ向かった夜、信の家には羌瘣が来ていた。政から羌瘣が女であることを聞いていた信に対し、自分から女を明かす羌瘣。羌瘣は信に対し、「信の戦いぶりは勇猛ではなく無謀」であるとアドバイスする。思い当たる節があった信はすんなりそれを受け入れる。羌瘣は仇討ちのために次の日には出て行くという。しかし、信は仇討ちが終わった際は自分の隊に羌瘣を迎え入れるという。2人は眠りに落ち、信が起きた時には羌瘣はいなかった。
6、信、王騎に弟子入りする
自分の弱さを痛感していた信は、信と王宮の連絡役の渕(えん)という男に王騎将軍の城まで連れて行ってほしいと頼む。城門までついたところで偶然王騎に鉢合わせるが、そこで王騎の大きさを再確認する信。風呂に入り王騎は信の要件を聞く。信は自分を王騎の弟子にしてほしいと願う。聞き入れた王騎は風呂を出て、信を連れて馬車に乗った。
馬車での移動中に、六将について聞く信。そう、王騎は六将唯一の生き残りだったのだ。王騎曰く、六将とは戦に桁外れに強い6人がいて、その上に戦争の自由という許可を与えたものであり、蒙武はまだまだ六将には程遠いとのことだった。
王騎を超える大将軍になりたいと願う信。しかし、王騎に突然崖から蹴り落とされる。
落ちた先は水溜りのような場所で助かった信。信が落ちた場所では戦が起きていた。王騎曰く、信の落ちた場所は秦の無国籍地帯。この無国籍地帯では少ない部族が覇権を争っているのだった。王騎は信に人口100人程度の南巴族(なんはぞく)を率いて土地を平定しろと命令する。かくして信の修行が始まったのだった。
キングダム10巻の感想
呂不韋嫌な奴ですねー(笑)。政が反論できないのを知ってて暗殺の黒幕は自分だと言い張るのですからね。しかし、個人的には呂不韋は嫌いじゃなかったりします。暗殺という大事すらなかったことにできる実力を持っている点と、子供っぽい性格が私は好きだったりします。また、呂氏四柱の一人・蔡沢が私は好きなのですが皆さんはどうでしょう?私は蔡沢のようなつかみどころのないジジイキャラはどうにも嫌いになれません。呂不韋陣営の敵としての大きさが魅力の10巻、ぜひご覧ください!
ちなみにキングダム11巻のあらすじはこちらです。
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