キングダムの事なら友努勝

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キングダム30巻のあらすじと感想

キングダム30巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム30巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム30巻について

キングダム30巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム29巻のあらすじはこちらです。

www.kingdomkingdom.net

 

 

キングダム30巻では秦に合従軍の新たな脅威が出てきます。戦場は函谷関から別の戦場に移ります。合従軍の新たな作戦を持ち掛けたのは未だに動いていないあの男・・・。そして王騎を討ったあの男も登場してきます。合従軍の新たな作戦に驚愕するキングダム30巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

キングダム30巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム30巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 王翦の機転
  2. 南道
  3. 蕞の城

王翦の機転

蒙武が汗明を討った報告を受け、大いに盛り上がる函谷関の秦兵。しかし、突如現れた楚軍によって混乱に陥る。楚兵は魏軍と交戦している秦兵に襲いかかる。瞬く間に函谷関の入り口の門に迫り、函谷関の門を開放寸前までになる。秦兵の誰もが絶望したその時、咸陽からみて右側の崖から、王翦の軍が現れた。

 

 

楚軍と魏軍を圧倒する王翦軍。瞬く間に函谷関の裏門を取り返した。秦兵の歓声は春申君や李牧の元にも届いていた。王翦軍が函谷関の裏に現れたのだとしたら、相対しているオルド率いる燕軍は何をしているのかと叫ぶ春申君だが、オルドは王翦から奪った山砦の中にいた。その日の午前、王翦の待ち伏せにあい主力の8千を失ったオルドは慎重にならざるを得なかった。王翦の罠にはまったのち、オルドは王翦の軍を1万程見失っていたのだ。明らかな罠だった。しかし、オルドが王翦の軍1万を見失っていたのは当然だった。王翦はこの1万の軍を函谷関の援護に向かわせていたのだ。この時、実はオルドが燕の大軍を大挙して函谷関の裏側を狙っていれば到達できていたのだ。しかし、王翦はオルドの心理を読み切り、その行動はないと読んでいた。心理戦でオルドは王翦に敗れていたのだ。

 

 

 

 

南道

楚軍の敗退により、燕軍を除くすべての合従軍が開戦前の位置まで退却した。合従軍の退却の報告を聞き、大いに沸く咸陽の中枢。この盛り上がりは各戦場でも同様だった。しかし、信は何かが引っ掛かっていた。同時刻、楚の朝廷では廉頗も信と同じことを感じていた。信や廉頗の感じていた違和感とは、そう、李牧である。開戦15日目の夜、合従軍の中から李牧の姿が消え去ったことを知るものは秦軍はおろか、合従軍側にもほとんどいなかった。

 

 

開戦16日目の朝、合従軍の各軍のトップが集まっていた。しかし、そこに李牧の姿はなかった。春申君曰く、「各軍から精兵1千ずつ李牧の元へ」との指令を残し、李牧はすでに合従軍を離れたとのことだった。春申君からの報告を聞いて、何かを察した媧燐。2日後、咸陽に華沙(かさ)という小さな城が敵襲を受けたとの報告が入った。

 

 

外敵が咸陽に至るルートは実は咸陽の他にもう一つある。函谷関の北道に対する武関を通る南道である。攻撃を受けた華沙という土地は武関を越えた内側の小城であった。

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しかも、敵はどんどん咸陽に近付いている。なんと、敵の正体は李牧率いる趙軍だった。

 

 

媧燐はなぜ李牧が消えたのかに気付いていた。万の兵を南道に送り込むには数日かかるため、李牧は開戦以来数千単位で趙兵を送っていたのだ。元々12万対4万で始まっているため、秦軍は4万近くの兵が消えていたことに気付いていなかったのだ。しかも、趙軍が一番端を担当したのは南道に兵を送るのに最も都合がよかったからなのだ。

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媧燐は素直に李牧の作戦に感心していた。

 

 

李牧は南道を順調に進んでいた。しかし、後ろから何やら歓声が聞こえる。なんと、ヒョウ公軍と飛信隊が南道に表れたのだ。驚く李牧であったが、ヒョウ公は合従軍からの精兵が李牧軍の元に向かうのを見逃さなかったのだ。ヒョウ公の別働隊は最速で山を越え、南道にたどり着いたのだ。途中の城からも兵を補給していたヒョウ公軍は、飛信隊と合わせて5千もの数になっていた。

 

 

李牧軍は突如の襲撃に対し、「流動」という技を使う。この流動という作戦は、魏の呉鳳明がヒョウ公軍に対して使おうとしていた作戦であり、高台から確認していた貂は李牧の作戦に気づいていた。

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しかし、渦の中にいる飛信隊は李牧の思惑通り次々に分断されていってしまう。そんな中、ヒョウ公が率いる寡兵はヒョウ公持ち前の本能を利用し流れに惑わされず李牧の元に近づいていく。そしてついには李牧の元に到着したのだ。

 

 

李牧の元にたどり着いたヒョウ公。しかし、李牧はまだ切り札を隠し持っていた。そう、李牧の元には龐煖がいたのだ。

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ここに、ヒョウ公軍と李牧軍の趨勢を決めるヒョウ公と龐煖の一騎打ちが始まった。

 

 

序盤、ヒョウ公は龐煖の武力に圧倒される。ヒョウ公は龐煖のような男が戦場にいることが理解できず、「火の付け所」がわからずにいた。李牧はヒョウ公の勘の鋭さを利用して士気を、ヒョウ公の士気を下げてくる。そんな折、ヒョウ公がふと口にした王騎という言葉に反応したのを見逃さなかったヒョウ公。ようやく「火の付け所」を少し見つけたヒョウ公。ここで、信の率いる寡兵がヒョウ公のもとに近付いてくる。しかし、李牧は信率いる寡兵がヒョウ公のもとにたどり着いてもなにも覆らないことを察していた。その感覚はヒョウ公も同じであり、信に対して自らの盾をぶん投げる。さらに、信に対して咸陽に向かうように命令した。ヒョウ公は信に対して盾を渡したのち、龐煖を圧倒する。龐煖に片腕を落とされてしまうが、王騎と同じように片腕で矛を扱い、龐煖と力勝負をする。矛は龐煖にはじかれてしまうが、最終的には龐煖の片腕を折り、信に対して「火を絶やすでないぞォ」といって討ち取られた。

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蕞の城

ヒョウ公が討ちとられた様を見ていた信はヒョウ公と飲んでいたことを思い出していた。信はヒョウ公に対してなぜ六大将軍に入れなかったのかと問うた。すると、ヒョウ公は六大将軍のようなものに興味がなかった、と答えた。戦場で生まれ育ったヒョウ公は戦場で戦い、勝利し、その夜うまい酒を飲めれば満足だ、と。ヒョウ公の答えを聞いた信はヒョウ公を大将軍と認め、王騎と同じように目指すべき将軍であると認めた。ヒョウ公の仇討ちをしようと息巻く信であったが、龐煖のもとに向かっても無駄死にすることは明白だった。無駄死にが目に見えていた壁は信を殴って止めた。

 

 

ヒョウ公討ち死にの報を受けた咸陽の中枢は動揺していた。呂不韋が暗殺集団・朱凶を招き入れたのだ。呂不韋は秦王・政の首を手土産に合従軍に対して降伏して、得意の交渉術で和睦に持ち込もうとしていたのだ。呂不韋のこのたくらみに気付いていた政は昌平君と密会する。咸陽の内側から崩壊しそうな現在の状況をみた政は蕞という南道の終着地にある城に目をつける。しかし、蕞の城には兵士は残っておらず、蕞の城で戦うとしたなら一般人に火をつけるほどの人物が必要だった。昌平君は一般人に火をつけられるほどの人物は残っていないと主張する。しかし、政は昌平君のこの意見に反論する。なんと、政は自分自身が出陣するというのだ。政は昌文君を連れ、蕞の城に向かった。

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キングダム30巻の感想

 ついに李牧が動き出す!李牧の作戦は完璧ですね。媧燐もそうですが、盲点をついて最大の戦果を得ようとする作戦を立てられる武将が優秀な策略家と言えるでしょう。ついに合従軍編もクライマックスに突入してきました。こういう長い章はまとめ読みするのがおすすめですね。新展開に燃えるキングダム30巻、ぜひご覧ください!

 

 

 ちなみにキングダム31巻のあらすじはこちらです。

www.kingdomkingdom.net

 

 

 

 

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