キングダム45巻のあらすじと感想
キングダム45巻のあらすじをご紹介
どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム45巻のあらすじを紹介していこうと思います。
キングダム45巻について
キングダム45巻の表紙は下の通りです。
ちなみにキングダム44巻のあらすじはこちらです。
キングダム45巻ではついに黒羊の戦いも終わりを迎えます。
離眼を人質にとるという残虐非道な手段を取る桓騎・・・。果たして結果は・・・。
また、秦王・政と未だ謎の多いあの人物が対談します。政と対談する人物は果たして誰なのか!?
”え、お前!?”って感じの人物です(笑)。
黒羊の戦いも終わりも迎え、政の対談の内容も気になるキングダム45巻のあらすじはこちらです。
キングダム45巻の詳しいあらすじ
それではここからはキングダム45巻のあらすじを紹介していきたいと思います。
紀彗の決断
桓騎が離眼へ向かったことを聞いてすぐさま離眼に戻ろうとする紀彗。
しかし、当然慶舎の副官・金毛と岳瓔は猛反発する。岳瓔に至っては紀彗を殺してでも紀彗軍を中央丘にとどめようとする。
金毛は岳瓔を制し、紀彗に最終的な決定権を委ねる。
だが、紀彗に対し最後に言っておくことがあると話をはじめる金毛。金毛は「我々慶舎軍は離眼のためではなく 趙国を守るために黒羊に戦いに来たのだ」と言い放つ。そして、「離眼一城のために 趙国西部一帯が失われるやも知れぬ」と紀彗に投げかけた。
金毛の言葉を聞いて紀彗の決断は変わるのか・・・。
黒羊戦5日目の午後、紀彗は中央丘を離れ、離眼城へと向かった。
中央丘に残った慶舎軍は徹底抗戦の構えを見せたが、最終的にはゼノウ軍と飛信隊の前に敗れ去り、趙軍は黒羊から撤退した。
一方桓騎は紀彗軍が丘を降りて追ってきたことを確認すると、十分に引き付けてそこから戦わずに四方に逃走し、再び黒羊に戻った。
これにより、黒羊の戦いは桓騎軍の完全勝利となった。
黒羊の戦いは、桓騎の強さと恐ろしさを中華に広める結果となった。
一方信の慶舎討ち取りの功は桓騎に対する反逆によって相殺された。しかし、飛信隊に対する信の想いを聞いたことで、隊の結束はより強くなった。
さらに、なんと桓騎軍から入れ替わりで来ていた那貴が飛信隊に入りたいというのだ。那貴は飛信隊で食う飯はうまかったと桓騎に言い残し、飛信隊に加入した。
さらには黒羊に潜んで別の収穫を得た者もいた。そう、李牧である。李牧は黒羊の代わりに”桓騎の弱点”と”隠れた名将、紀彗”の発見が収穫であると部下に述べ、黒羊を後にした。
黒羊の砦化を進めている飛信隊のもとに現れたのは、蒙恬率いる楽華隊だった。
蒙恬は飛信隊が進めていた砦化を楽華隊が引き継ぐといった。そして、飛信隊はつぎの大戦に備えて進化をはかるべきだ、と信に助言する。
蒙恬の助言通り飛信隊は秦に帰り、進化をはかることにした。
意外な来秦
咸陽ではいかにして次の合従軍を防ぐかということに議題があてられていた。
昌平君は合従軍は二度と興らせぬ、と断言するが、一つだけ心残りがあった。昌平君が危惧していたことは、ある一人の人物であった。
そんな折、蔡沢から国運に関わる知らせの封が届けられる。その文書の内容は驚くべきものだった。
なんと、昌平君が危惧していた人物である斉王・王建王と李牧が来秦するというものだった。
斉王・王建王は踊り場で政と議論を交わすという。大国の大王二人の会談が踊り場などで行われるなどあってはならぬと反論する昌文君だが、王建王は昌文君を軽くあしらった。
さらに、会談は政、王建王、昌文君、蔡沢の4人のみで行われる。王建王の器の大きさに圧倒される昌文君。しかし、政の器も負けじと大きいことを実感する。
王建王は中華統一を”汚濁”と断ずる。当然政は否定するが、王建王は政に対し、自分を納得させるだけの答えを出して見せろと政に投げかけた。
王建王は秦人となるのを拒むものに対し、力で従わせることを行った場合、五百年の騒乱の世以上の”汚濁”となることを予感した。しかし、政は王建王の投げかけた問いに対する答えはあると断言する。果たして政の答えとは・・・。
政は国を滅ぼした際、亡国の民に残るのは”屈辱感”や”喪失感”、”恐怖心”であり、これらを取り除かねばならないと主張する。
そのためには中華統一は征服戦争ではなく新国建国のための戦争にする必要があると続け、秦は征服者となってはならないと主張した。
支配なくして中華の統一は不可能と断ずる王建王だが、政は”法”によって民を統治することによって原七国の民を統一後にも横並びとなって一丸となって新しい国造りに向かわせる、すなわち法治国家を作ると宣言した。
政の答えに納得した王建王。続けて王建王の口から出た言葉は驚きのものだった。なんと、政が今と態度を変えないのなら、全中華の舵取りを政に任せてもよいと断言する。
本当に口約束だけであるが、斉は秦に降伏することになったのだ。
政と昌文君は王建王と蔡沢に感謝して、本殿で待たせている李牧との会談に向かった。
政と昌文君が去った後、王建王は蔡沢の異常に気付く。なんと、蔡沢はすでに冷たくなっていた。蔡沢は王建王と政を引き合わせるという仕事を最後になして息を引き取った。
本殿にて李牧との会談に挑む政。
李牧の要件は至極簡単なものだった。政に、中華統一を諦めて欲しいというものだった。
李牧も政と同様に戦の根絶を願うものであり、統一戦争となれば多くの血が流れることを予見していた。そして、中華統一を成さなくても平和を実現する方法はあると断言する李牧。
李牧の答えとは”七国同盟”を作るというものだった。李牧は、七国が他国との戦争を一切禁じ、この禁を破る国に対しては速やかに残りの六国で禁を破った国を攻め滅ぼすという条約にすれば、無益な血を流さずとも中華から戦はなくなる、と主張する。
しかし、政は李牧の意見を断固として否定する。
政曰く、確かに政と李牧が手を取り合い、他の六国の王を説得すれば今は戦争がなくなるだろうとのことだった。しかし、百年後、政も李牧もいなくなった中華七国が盟を守るという保証はどこにもないと続ける。
そして最後には、「秦は武力を以って趙を含む六国全てを攻め滅ぼし中華統一する」と断言した。
政の宣戦布告を受け取った李牧。しかし、李牧はひるまなかった。
李牧曰く、「本気で秦が六国制覇に乗り出すと言うなら この中華七国で最初に滅ぶ国こそ ”秦”だと言っているのだ」と返す。
李牧は秦が趙の征服に躍起になればなるほど内地へ誘い込んで秦軍を討ち殺し、趙との戦いを泥沼化させるというのだ。これにより秦が体力を失えば楚軍が北上し必ず咸陽まで攻め落とすと断言した。
そうなる前に李牧を打ち倒すと宣言する昌平君。しかし、李牧は今いる秦の将軍がまとめてかかってきても敵ではないと宣言する。さらに、必ず秦を滅ぼして見せると宣言して去っていった。
飛信隊の選抜試験
飛信隊は兵の増員のために選抜試験を行っていた。しかも、河了貂の考えた選抜試験は過酷を極め、多くの脱落者が出ていた。
そんな中、選抜方法に納得のいかない者も現れてくる。しかし、飛信隊の古参であり歩兵長でもある崇原が名乗りを上げる。選抜方法に納得のいかない男たちを相手に木刀で制圧してしまった。
暴れまわっていた男たちはおとなしく試験を受けることになった。
選抜試験を見て回る信と貂。そんな中、二人の打ちひしがれている兄弟に出会う。兄弟は弓矢を得意としていたが体力試験で落ちてしまったのだ。
しかし、兄弟は二人とも弓の達人であり、走っている人の間を狙って規定の10倍以上の距離から 的に当てるという離れ業を成す。
兄弟は父親に弓を習ったという。なんと、その父親はヒョウ公軍で特殊弓騎兵団という特殊部隊を作り、しかも秦で唯一”中華十弓”に名を連ねたほどの人物だったのだ。
キングダム45巻の感想
ついに終了、黒羊の戦い!んーほんとに桓騎の残虐さがと戦術眼の鋭さが際立つ戦いでしたね。
紀彗を丘から引きずり下ろす作戦については普通思いついても実行できないですよね(笑)。
桓騎と飛信隊の関係はこれからも続いていくのでしょうが、どうなっていくのか今後に期待ですね。
また、斉王と政の会談も熱かったですね。史実では、秦が最後にうち滅ぼすのは斉とのことなのですが、キングダムではどうなっていくのかが見ものですね。
黒羊戦の終了と、政の対談、今後が気になる展開のキングダム45巻、ぜひご覧ください!