キングダムの事なら友努勝

キングダムのあらすじ、キャラ、史実などを取り扱っています。キングダム初心者の人もキングダムを長年読んでいるという人も得られるものがあるようなブログにします!

キングダム45巻のあらすじと感想

キングダム45巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム45巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム45巻について

キングダム45巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム44巻のあらすじはこちらです。

www.kingdomkingdom.net

 

 

キングダム45巻ではついに黒羊の戦いも終わりを迎えます。

離眼を人質にとるという残虐非道な手段を取る桓騎・・・。果たして結果は・・・。

また、秦王・と未だ謎の多いあの人物が対談します。と対談する人物は果たして誰なのか!?

”え、お前!?”って感じの人物です(笑)。

黒羊の戦いも終わりも迎え、政の対談の内容も気になるキングダム45巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

キングダム45巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム45巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 紀彗の決断
  2. 意外な来秦
  3. 飛信隊の選抜試験

紀彗の決断

桓騎が離眼へ向かったことを聞いてすぐさま離眼に戻ろうとする紀彗

しかし、当然慶舎の副官・金毛岳瓔は猛反発する。岳瓔に至っては紀彗を殺してでも紀彗軍を中央丘にとどめようとする。

金毛岳瓔を制し、紀彗に最終的な決定権を委ねる。

だが、紀彗に対し最後に言っておくことがあると話をはじめる金毛金毛は「我々慶舎軍は離眼のためではなく 趙国を守るために黒羊に戦いに来たのだ」と言い放つ。そして、「離眼一城のために 趙国西部一帯が失われるやも知れぬ」と紀彗に投げかけた。

金毛の言葉を聞いて紀彗の決断は変わるのか・・・。

 

 

黒羊戦5日目の午後、紀彗は中央丘を離れ、離眼城へと向かった。

中央丘に残った慶舎軍は徹底抗戦の構えを見せたが、最終的にはゼノウ軍と飛信隊の前に敗れ去り、趙軍は黒羊から撤退した。

一方桓騎紀彗軍が丘を降りて追ってきたことを確認すると、十分に引き付けてそこから戦わずに四方に逃走し、再び黒羊に戻った。

これにより、黒羊の戦いは桓騎軍の完全勝利となった。

 

 

黒羊の戦いは、桓騎の強さと恐ろしさを中華に広める結果となった。

一方慶舎討ち取りの功は桓騎に対する反逆によって相殺された。しかし、飛信隊に対するの想いを聞いたことで、隊の結束はより強くなった。

さらに、なんと桓騎軍から入れ替わりで来ていた那貴が飛信隊に入りたいというのだ。那貴は飛信隊で食う飯はうまかったと桓騎に言い残し、飛信隊に加入した。

さらには黒羊に潜んで別の収穫を得た者もいた。そう、李牧である。李牧は黒羊の代わりに”桓騎の弱点”と”隠れた名将、紀彗”の発見が収穫であると部下に述べ、黒羊を後にした。

 

黒羊の砦化を進めている飛信隊のもとに現れたのは、蒙恬率いる楽華隊だった。

蒙恬は飛信隊が進めていた砦化を楽華隊が引き継ぐといった。そして、飛信隊はつぎの大戦に備えて進化をはかるべきだ、とに助言する。

蒙恬の助言通り飛信隊は秦に帰り、進化をはかることにした。

 

 

 

 

意外な来秦

咸陽ではいかにして次の合従軍を防ぐかということに議題があてられていた。

昌平君は合従軍は二度と興らせぬ、と断言するが、一つだけ心残りがあった。昌平君が危惧していたことは、ある一人の人物であった。

そんな折、蔡沢から国運に関わる知らせの封が届けられる。その文書の内容は驚くべきものだった。

なんと、昌平君が危惧していた人物である斉王・王建王と李牧が来秦するというものだった。

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斉王・王建王は踊り場で政と議論を交わすという。大国の大王二人の会談が踊り場などで行われるなどあってはならぬと反論する昌文君だが、王建王昌文君を軽くあしらった。

さらに、会談は王建王昌文君蔡沢の4人のみで行われる。王建王の器の大きさに圧倒される昌文君。しかし、の器も負けじと大きいことを実感する。

王建王は中華統一を”汚濁”と断ずる。当然は否定するが、王建王に対し、自分を納得させるだけの答えを出して見せろとに投げかけた。

王建王は秦人となるのを拒むものに対し、力で従わせることを行った場合、五百年の騒乱の世以上の”汚濁”となることを予感した。しかし、王建王の投げかけた問いに対する答えはあると断言する。果たしての答えとは・・・。

 

 

は国を滅ぼした際、亡国の民に残るのは”屈辱感”や”喪失感”、”恐怖心”であり、これらを取り除かねばならないと主張する。

そのためには中華統一は征服戦争ではなく新国建国のための戦争にする必要があると続け、秦は征服者となってはならないと主張した。

支配なくして中華の統一は不可能と断ずる王建王だが、は”法”によって民を統治することによって原七国の民を統一後にも横並びとなって一丸となって新しい国造りに向かわせる、すなわち法治国家を作ると宣言した。

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の答えに納得した王建王。続けて王建王の口から出た言葉は驚きのものだった。なんと、政が今と態度を変えないのなら、全中華の舵取りを政に任せてもよいと断言する。

本当に口約束だけであるが、斉は秦に降伏することになったのだ。

 

 

昌文君王建王蔡沢に感謝して、本殿で待たせている李牧との会談に向かった。

昌文君が去った後、王建王蔡沢の異常に気付く。なんと、蔡沢はすでに冷たくなっていた。蔡沢王建王を引き合わせるという仕事を最後になして息を引き取った。

 

 

本殿にて李牧との会談に挑む

李牧の要件は至極簡単なものだった。に、中華統一を諦めて欲しいというものだった。

李牧と同様に戦の根絶を願うものであり、統一戦争となれば多くの血が流れることを予見していた。そして、中華統一を成さなくても平和を実現する方法はあると断言する李牧

李牧の答えとは”七国同盟”を作るというものだった。李牧は、七国が他国との戦争を一切禁じ、この禁を破る国に対しては速やかに残りの六国で禁を破った国を攻め滅ぼすという条約にすれば、無益な血を流さずとも中華から戦はなくなる、と主張する。

 

 

しかし、李牧の意見を断固として否定する。

曰く、確かに李牧が手を取り合い、他の六国の王を説得すれば今は戦争がなくなるだろうとのことだった。しかし、百年後、李牧もいなくなった中華七国が盟を守るという保証はどこにもないと続ける。

そして最後には、「秦は武力を以って趙を含む六国全てを攻め滅ぼし中華統一する」と断言した。

 

 

の宣戦布告を受け取った李牧。しかし、李牧はひるまなかった。

李牧曰く、「本気で秦が六国制覇に乗り出すと言うなら この中華七国で最初に滅ぶ国こそ ”秦”だと言っているのだ」と返す。

李牧は秦が趙の征服に躍起になればなるほど内地へ誘い込んで秦軍を討ち殺し、趙との戦いを泥沼化させるというのだ。これにより秦が体力を失えば楚軍が北上し必ず咸陽まで攻め落とすと断言した。

そうなる前に李牧を打ち倒すと宣言する昌平君。しかし、李牧は今いる秦の将軍がまとめてかかってきても敵ではないと宣言する。さらに、必ず秦を滅ぼして見せると宣言して去っていった。

 

 

 

 

飛信隊の選抜試験

飛信隊は兵の増員のために選抜試験を行っていた。しかも、河了貂の考えた選抜試験は過酷を極め、多くの脱落者が出ていた。

そんな中、選抜方法に納得のいかない者も現れてくる。しかし、飛信隊の古参であり歩兵長でもある崇原が名乗りを上げる。選抜方法に納得のいかない男たちを相手に木刀で制圧してしまった。

暴れまわっていた男たちはおとなしく試験を受けることになった。

 

 

選抜試験を見て回る。そんな中、二人の打ちひしがれている兄弟に出会う。兄弟は弓矢を得意としていたが体力試験で落ちてしまったのだ。

しかし、兄弟は二人とも弓の達人であり、走っている人の間を狙って規定の10倍以上の距離から 的に当てるという離れ業を成す。

兄弟は父親に弓を習ったという。なんと、その父親はヒョウ公軍で特殊弓騎兵団という特殊部隊を作り、しかも秦で唯一”中華十弓”に名を連ねたほどの人物だったのだ。

 

 

 

 

キングダム45巻の感想

ついに終了、黒羊の戦い!んーほんとに桓騎の残虐さがと戦術眼の鋭さが際立つ戦いでしたね。

紀彗を丘から引きずり下ろす作戦については普通思いついても実行できないですよね(笑)。

桓騎と飛信隊の関係はこれからも続いていくのでしょうが、どうなっていくのか今後に期待ですね。

また、斉王の会談も熱かったですね。史実では、秦が最後にうち滅ぼすのは斉とのことなのですが、キングダムではどうなっていくのかが見ものですね。

黒羊戦の終了と、の対談、今後が気になる展開のキングダム45巻、ぜひご覧ください!

 

 

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キングダム44巻のあらすじと感想

キングダム44巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム44巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム44巻について

キングダム44巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム43巻のあらすじはこちらです。

www.kingdomkingdom.net

 

 

キングダム44巻では43巻に続いてまたまた桓騎がとんでもない作戦を取ります。

正直、44巻の作戦の方が43巻の作戦よりもとんでもないことをやってます(笑)。

桓騎の取った行動をお楽しみに!

また、と慶舎の一騎打ちにも決着がつきます。

キングダムの魅力としてやはり外せないのは、一騎打ちの描写の熱さでしょう。

慶舎の一騎打ちも例にももれず熱いものとなっています。

桓騎のとんでもない作戦や、慶舎の一騎打ちが見どころのキングダム44巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

 

キングダム44巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム44巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 信vs慶舎
  2. 撤退
  3. 飛信隊の反乱
  4. 苛烈な贈り物

信vs慶舎

慶舎を守る兵を突破する前に避難する慶舎。しかし、その慶舎に待ったをかけたのは那貴(なき)という飛信隊と桓騎軍の隊員交代で飛信隊にやってきた男だった。

ついに慶舎を捉えた。戦の対局を決する一騎打ちがはじまった。

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趙三大天の席を狙う慶舎の剣の重さに圧倒される。趙の援軍も近づいてきており、に残された時間は少ない。

しかし、そこは百戦錬磨の慶舎の予想をはるかに上回る強さを示し、見事慶舎を討ち取った。

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撤退

劉冬軍の足止めを担当していた羌瘣は、乱戦に紛れ込んでいた劉冬を討つことに成功する。

羌瘣は離眼で大量虐殺などは絶対に起こさせないと誓った。

 

 

慶舎劉冬討ち死にの報を受けた紀彗金毛金毛は撤退を提案するが、紀彗慶舎劉冬討ち死にの報を隠して戦い続けることを決断する。

しかし、そのころ桓騎の興味は別のことに移っていた。桓騎は、砂鬼(さき)一家という拷問のスペシャリストに命令し、紀彗と離眼城の関係について聞きだす。

そして、勝ちを確信した桓騎は、なんと中央丘から桓騎軍を撤退させたのだ。

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飛信隊の反乱

桓騎軍が中央丘から撤退したことによって、着々と中央丘の砦化を進める趙軍。

そして、黒洋丘戦5日目の朝は趙軍の全く予想しない景色からはじまった。なんと、黒洋丘に点在する集落から煙が上がっているのだ。

当然、桓騎軍が集落を襲った際に上げている狼煙であり、そのうちの狼煙の一つは羌瘣が治療を受けた集落から上がっていた。急ぎ羌瘣が治療を受けた集落に向かう羌瘣と飛信隊。

しかし、そこには虐殺された住民の無残な姿が・・・。羌瘣は衝動的に虐殺をしていた桓騎の兵を斬ってしまった。

 

 

桓騎の本陣に殴り込みをする羌瘣羌瘣桓騎兵が行っている虐殺を黙ってみていることができなかったのだ。

取っ組み合いの騒乱となる飛信隊と桓騎軍。ついには剣も持ち出し収集のつかない事態になってしまった。

そんな中、一瞬のスキを突き羌瘣桓騎の喉元に剣をあて、桓騎兵に対し動くな、と命令する。は略奪者と武将をはき違えるような男には中華統一なんてできるわけがないと言い張る。すると桓騎に対し、「俺が今まであった中でお前が一番の悪党だ」と言い放った。

桓騎曰く、中華統一とは強大な軍事力を持って敵国が抵抗できなくなるまでとことん殺しを行い、その国の土地と人と物をぶんどってしまうことだ、とのことであった。

羌瘣は「無意味な村焼きをやめさせるために来た」と桓騎の話を遮った。羌瘣慶舎を討ち取ったことを伝える。しかし、桓騎は引き下がらない。桓騎は村焼きを続行することを断言する。

桓騎田有の首を斬り落とすことを部下に命令する。羌瘣桓騎を殺せないことを見抜いていたのだ。田有の首が落とされようかという間一髪で尾平が待ったをかけた。

尾平は焼かれた村は趙軍の息のかかった連中であり、武器と兵糧の保管場所であったと説明した。

しかし、引き下がらない。趙軍が関係していれば女や子供まで虐殺していいのかと問う。

取っ組み合いの喧嘩になると尾平だが、その際、尾平の裾から宝石が零れ落ちる。死人から取った宝石を見た尾平に対し激怒して殴り掛かる。

そしては「二度とうちに戻ってくるな」と言い放った。

 

 

に突き放された尾平桓騎は村焼きは全て完了しているため、これ以上はないと言い放つ。そして「目障りだ」と飛信隊をあしらった。

飛信隊に必死でついてきたこれまでを振り返って、羌瘣に怒りを露にする尾平。そんな折、桓騎兵がの悪口を言っているところを目にしてしまう。

これには我慢ならなかった尾平尾平桓騎兵に殴り掛かる。尾平桓騎兵に対して信がきれいごとを言っているのは百も承知で、それでもと共に命を懸けて戦いたいと思いたいと思っている人の集まりが飛信隊なんだ、と怒鳴る。

尾平桓騎兵に投げかけた自分の言葉で自分の気持ちに気付いた。

 

 

桓騎兵にタコ殴りにされる尾平。しかし、尾平を助けたのは那貴だった。桓騎兵を追っ払い、尾平を飛信隊に連れて行った。

尾平が目を覚ました時、目の前にはがいた。漂と二人で胸高鳴らせた天下の大将軍になりたいと思っていると言い張る。そして、その信の夢を叶える部隊が飛信隊であると。

の話を聞いた尾平は涙を流して飛信隊に戻してほしいと嘆願する。は「当たり前だ」と返した。

 

 

 

 

苛烈な贈り物

 桓騎軍は内輪もめで半日を費やしてしまった黒洋丘5日目。だが、驚くべきことにこの5日目の残り半日で黒洋戦は集結を迎えることになる。

桓騎軍と飛信隊が内輪もめをしていたころ、紀彗のもとには驚きのものが送られていた。なんと、わざわざ黒洋の民を集めて死体の橋を作ったのだ。

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しかも、紀彗のもとにはさらに伝言が伝えられていた。なんと、伝者曰く「これ以上の惨劇をお前の離眼城で起こしてやる故 楽しみにしていろ」とのことだった。

さらに桓騎軍が離眼城の方向に進み始めたことを聞いた紀彗は一瞬で顔が青ざめた。

 

 

 

 

キングダム44巻の感想

桓騎やべぇ・・・。中央丘手放してからの巨大な死体の橋。そしてしまいには離眼を同じ目に合わせてやるという脅し・・・。

もう一度言います。

桓騎やべぇ(笑)。

まぁ桓騎の方はおいておいても、飛信隊の方にもいろいろありましたね。

慶舎を討ち取ったり、尾平が脱退しかけたり・・・。

特に私は信の将軍に対する想いで泣けてきたんですが皆さんどうでしょう?

桓騎の作戦や飛信隊の内部崩壊など、見どころたっぷりのキングダム44巻、ぜひご覧ください!

 

 

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キングダム43巻のあらすじと感想

キングダム43巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム43巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム43巻について

キングダム43巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム42巻のあらすじはこちらです。

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キングダム43巻では桓騎がとんでもないことをやらかします(笑)。これを覚えておいてください。

まじでとんでもないんで(笑)

また、趙の将軍・紀彗の過去も明らかになります。悲しい過去・・・。

読んでいただけると分かると思いますが、紀彗のようなぽっと出のキャラクターの過去も感動的にかけるというのはキングダムの魅力の一つですね。

それではキングダム43巻のあらすじを紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

キングダム43巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム43巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 桓騎の行動
  2. 紀彗の過去
  3. 桓騎の意図
  4. 慶舎の首

桓騎の行動

黒洋丘の3日目、飛信隊は2日目と同様に順調だった。ここで、前線の押し込みを中止し、黒洋丘の中央丘を取りに赴く。

飛信隊が丘のふもとに布陣したことによって、ありとあらゆる作戦が考えられる桓騎軍。

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 いま、桓騎の一挙手一投足に注目が集まっていた。しかし、桓騎はなんと驚きの行動をする。

一切何もせずに、三日目を終わらせたのだ

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紀彗の過去

桓騎の意図的な肩透かしに激怒する。それもそのはず、桓騎の肩透かしによって趙軍は準備を整え飛信隊はピンチに陥ってしまったのだから。

このとき、桓騎を除いてこの行動の意図に気付くものはいなかった。

 

 

紀彗の副官・劉冬にやられた羌瘣は以前に避難勧告を出した黒洋丘の村で治療を受けていた。羌瘣は村の老人に紀彗の過去について聞いていた。

なんと、紀彗は15年ほど前、前城主を含む離眼の大人たちのほとんどを目の前で殺されてしまっていたのだ。

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現在は紀彗が治めている離眼を、まだ紀彗の父・紀昌が治めていたころの話。この頃、離眼の一帯の地域は離眼と暗何(あんか)という城が地域の覇権をかけて争っていた。

力で圧政を敷く暗何の唐寒(とうかん)と善政で皆に慕われている離眼の紀昌。兵数で言えば暗何が倍以上であったが戦上手の紀昌と若き紀彗劉冬馬呈の活躍によって戦局は離眼の方に傾き始めた。

日々勢いを増す離眼に対し、暗何は決戦に打って出る。それが旦虎の戦いであった。

財をはたいた暗何は離眼の5倍の兵を集めたが、紀彗自らが暗何の城主・唐寒を討ち取って離眼は見事勝利した。しかし、離眼と暗何の戦いはここで終わりとはならなかった。

なんと、唐寒の子・唐鈞(とうきん)が軍が留守中の離眼城を落としたのだ。唐鈞は城内の女、子供、老人を人質にとって紀昌と将校、兵の投降を迫った。

紀昌唐寒の作戦を呑むことにした。反対する紀彗だったが、結局紀昌は自分の意見を曲げず、処刑された。

紀彗は離眼の城主となってから5年ほどで暗何を屈服させ、一帯の盟主となった。

 

 

 

 

桓騎の意図

馬呈劉冬軍が背後から迫っているにも関わらず、丘のふもとに止まることを決断した飛信隊。理由は飛信隊が丘のふもとにいれば依然として桓騎軍に有利な状況となるからだ。

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しかし、それを黙ってみているほど敵も甘くない。桓騎の伝者は飛信隊に援軍を送ると伝えるが、本当に送られてくるかは信頼できなかった。

 

 

4日目は案の定不利な戦況に陥る飛信隊。しかし、それでも桓騎は動かない。しびれを切らした慶舎は飛信隊を滅するために丘から降りる決断をする。

慶舎軍の出陣により、全滅の危機に陥る飛信隊。しかし、長年慶舎の側近を務めていた金毛(きんもう)は胸騒ぎを覚えていた。慶舎が自ら仕掛けた「アミ」から出て、焦れを見せたからだ。そして金毛は悪い予感を働かせる。慶舎の出陣を見た桓騎が笑っているとしたら・・・?

金毛の予想通り、桓騎慶舎の出陣を見てほくそ笑んでいたのだ。

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丘の中腹で飛信隊が全滅の危機に陥っていた時、丘の中腹でも異変が起こっていた。桓騎軍の中で最強の武力を持つゼノウ軍が慶舎軍めがけて突き進んでいたのだ。

この時、金毛李牧に言われたことを思い出していた。李牧曰く、慶舎という武将は常に自らの張り巡らされた「アミ」の中で相手の失敗を待つ武将である、と。逆にいえばその「アミ」から誘い出されてしまえば慶舎といえど討たれる恐れがあるとのことだった。

そう、桓騎の3日目の肩透かしは慶舎を「アミ」からおびき寄せる仕掛けだったのだ。

金毛桓騎の意図に気付いた瞬間、戦慄せずにはいられなかった。

 

 

ゼノウ軍の急襲によって一気に危機に陥った慶舎軍。しかし、ゼノウ軍の進軍を黙ってみている紀彗軍ではなかった。紀彗は離眼兵の士気を上げ、ゼノウ軍に突撃する。

紀彗軍の活躍によって何とか難を逃れた慶舎。しかし、ここから予想外の動きをする隊が現れる。

そう、飛信隊である。

 

 

 

 

慶舎の首

慶舎慶舎が作った「アミ」から出さなければ討ち取れないということに気付いた。丘の頂上に戻る前に慶舎の首を取ろうとする。

それでも慶舎を守る兵の強さは予想以上で、苦戦を強いられる飛信隊。しかも、劉冬軍も飛信隊に襲いかかり、飛信隊は窮地に陥っていた。

そんな中、羌瘣が飛信隊に戻り、参戦する。羌瘣劉冬軍の足止めを頼み、前に進む率いる小隊。は、自ら先頭を切ることによって士気を爆発させる。

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果たして慶舎の首まで届くのか・・・。

 

 

 

 

 

キングダム43巻の感想

いやー盛りだくさんのキングダム43巻でした(笑)。桓騎すげぇ(笑)。大チャンスを棒に振ってまで慶舎を「アミ」から出す桓騎の大胆さには脱帽ですね。

そしてもう一つ、信は慶舎の首に届くのか、これは次巻の見どころですね。にしてもが部下を引っ張って鼓舞するその姿はまるで王騎のよう・・・。

あかん、泣けてきた(笑)。

まぁの活躍は次巻以降となります。楽しみに待っていてください。

桓騎のかっこよさとのかっこよさ、さらには悲劇的な紀彗の過去についても収録されたキングダム43巻、ぜひご覧ください!

 

 

 

 

ちなみにキングダム44巻のあらすじはこちらです。

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キングダム42巻のあらすじと感想

キングダム42巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム42巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム42巻について

キングダム42巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム41巻のあらすじはこちらです。

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キングダム42巻では意外と思われる彼が活躍します。そう、表紙にもなっている彼が・・・。彼は飛信隊古参兵の一人ですが今まで大きな活躍はなかったですよね。こういうちょっとモブっぽいキャラが活躍する展開、私は好きなんですが皆さんはどうでしょう?さらには趙の慶舎と紀彗、さらには桓騎の側近たちも活躍を見せていきます。多くのキャラが活躍するキングダム42巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

キングダム42巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム42巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 慶舎の罠
  2. 羌瘣の作戦
  3. 渡河
  4. 丘の取り合い

慶舎の罠

慶舎の側近・岳瓔(がくえい)とぶつかるゼノウ軍と雷土軍。これまで順調に前線を進めていた桓騎軍の左軍だったが、全ては慶舎の罠だった。精鋭部隊を率いた慶舎は中央丘の裾を斜めに走り、雷土隊の2列目を真横から攻撃し前方と後方を分断する。慶舎の精鋭部隊の圧倒的な武力もあり、雷土軍二列目は成すすべなくやられてしまう。そこから密林の中に散っていた軍が雷土隊を包囲し、気付かぬうちに窮地に陥っていたのだ。

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包囲されたゼノウと雷土軍だが、ここで奥の手を使う。奥の手とは「火兎」と呼ばれる笛であり、この笛の音を聞いた兵たちは野盗時代を思い出して我先に逃げるのである。軍の退却とはあまりにかけ離れたその姿に、岳瓔はあざけ笑うが、「個」を重視した逃げとその速さにより、被害を最小限にとどめる。一度は難を逃れた雷土軍とゼノウ軍。趙軍が布陣していた柵を破壊して戦果を得た。

 

 

 

 

 

羌瘣の作戦

斥候隊として出ていた羌瘣の小隊は、飛信隊が劉冬の策にはまってしまったため趙軍の後ろに取り残されてしまった。迂回して飛信隊に戻ろうと提案する羌瘣の部下たちだが、羌瘣は趙の敵将の首を取るという。反対する部下たちを押し切り、単騎で紀彗の側近・劉冬の首を取りに行く。無傷で劉冬の寝室に侵入するが羌瘣。寝室に張り巡らされた罠にかかって重傷を負ってしまった。 

 

 

 

渡河

飛信隊の2日目の最低限の目標は中央丘の真ん中まで前線を戻すことだった。初日の失態を挽回すべく、はじめは快調に飛ばす飛信隊だが、軍を進めたところで、対岸に陣取った趙軍に遭遇する。ここで貂は軍師学校での昌平君の言葉を思い出していた。昌平君いわく、対岸を陣取られた渡河の戦いは、野戦の中で一番の難題であり、突破口となる橋か舟がない時は「無手」の状況だと。しかし、貂は諦めない。日が昇り切ったところで、貂は薄いが確かな望みを見出した。

 

 

貂の作戦は以下のとおりである。足が届く2か所の浅瀬に兵を集中させ渡河を図る。浅瀬の幅が広い中央に信率いる元ヒョウ公兵や元郭備兵など、屈強な兵士を置いて大戦力とする。しかし、この浅瀬のつながる道は凹地であり、敵の集中攻撃を受けてしまう。

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そこで、敵の注意が信たちに集中した隙に、もう一つの川底の道を貂と楚水が渡る。こちらの浅瀬が繋がる道は凸地であるが、川底の道が狭く、大軍を送ることはできない。

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こちらを主攻と読んだ馬呈は貂と楚水の軍を叩きに行く。しかし、貂の作戦はここからが本命だった。底が見えないほど水深が深く、流れも激流であり、かつ対岸が険しい絶壁という悪条件の重なる地から渡河を図るのだ。あまりの悪条件故、敵の布陣は存在せず、渡り切れれば凹地の右端の敵を討てる。この作戦を率いるのは副長・渕。我呂は人選が間違ってないのかと問うが、信と貂は渕が率いることを推薦する。その理由は隊が始まった当初から副長を務めてきた渕の責任感だった。

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見事に渡河に成功した渕の軍は凹地の右端を叩き、信たちも渡河に成功。対岸を制圧した。

 

 

 

 

丘の取り合い

丘の斜面に沿った陣取り合戦も激戦が続いていた。左半円は力が拮抗し、前線は微動だにしなかった。しかし、右半円は桓騎の右腕である黒桜が前線を押し、有利な状況を作っていた。しかし、離眼城城主・紀彗の登場により、一気に潮目が変わる。大将軍級の士気の上げ方を成した紀彗は黒桜の前線を押し込むことに成功した。

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 そのころ羌瘣は退避をするように命じた村で治療を受けていた。

 

 

 

 

キングダム42巻の感想

渕さん活躍!いやーいままで目立った活躍のない飛信隊の兵士が活躍するのはちょっとうれしくなりますね。他にも活躍してない飛信隊の兵士を活躍させてほしいものですね!にしてもこの黒洋丘の戦いは戦術がめちゃめちゃ複雑ですね。言葉で説明できないところはどうしても写真で説明することになってしまうのですがそこはご容赦ください。様々なキャラの活躍が見れるキングダム42巻、ぜひご覧ください!

 

 

 

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キングダム41巻のあらすじと感想

キングダム41巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム41巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム41巻について

キングダム41巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム40巻のあらすじはこちらです。

www.kingdomkingdom.net

 

 

キングダム41巻ではついに政と呂不韋の政争が終わり、新たな戦いが始まります。飛信隊は桓騎という元盗賊の下で働くことになります。敵は合従軍でも秦のもとに立ちはだかった趙の慶舎と離眼という城の城主・紀彗(きすい)。さて、戦いの行方は・・・。さらには春申君の暗殺や楚の復興など盛りだくさんのキングダム41巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

キングダム41巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム41巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 雄飛のとき
  2. 春申君の暗殺
  3. 黒洋丘

雄飛のとき

反乱を鎮圧させ、一息付けた政。信とゆっくり話をすることになる。政は、国の大半であった呂不韋側の人間をどうするかというどう扱うを審議していると語った。さらには、政はすでに中華統一の絵図を描いていたのだ。昌平君と共に、敵国をうち滅ぼしていくのに必要な年数を計算していたのだ。その年月が15年。たった15年で残りの六国をうち滅ぼすのは不可能だと断言する信だが、政は秦軍強化のために大きく内政を変えていき、六大将軍を復活させると宣言する。政は、信にその六大将軍の一席をつかみ取ることを命じた。

 

 

 

 

春申君の暗殺

秦と趙の国境地・曹州(そうしゅう)において、飛信隊、玉鳳隊、楽華隊の三隊が集結していた。信は王賁と蒙恬に対して政が六大将軍を復活させようとしていることについて話す。士気を上げる三人だが、蒙恬も信に対して極秘情報を教える。なんと、現在飛信隊、玉鳳隊、楽華隊の三隊が攻めている曹州という土地はおとりであり、本命は隣の衍氏(えんし)という城だったのだ。衍氏を落としたのは楊端和率いる山の民。楊端和も大将軍の地位をもらっていることを考えると、六大将軍の地位に近い人間がまた一人出てきたことになる。

 

 

秦が衍氏を滅ぼしたのち、大国・楚では中華を揺るがすビッグニュースが出てきた。なんと春申君が暗殺されてしまったのだ。春申君暗殺の原因は少々複雑である。政が反乱を鎮圧させ実権を握った年、楚でも大きな出来事が起こっていた。その剛腕で楚を支配してきた考烈王(こうれつおう)が死去したのだ。そして、なんと考烈王の嫡子が実は春申君の子供だったのだ。考烈王は長年子供ができず、周りも心配していた。二年前、やっと一人生まれた王子を産んだ女は春申君の女であり、密かに身ごもった状態で妾として献上されたのだ。そして、その春申君の女がそのまま出産し、2歳の王子がそのまま王になる予定だったのだ。つまり、次の王で王家の血脈は途切れるはずだった。しかし、王子を産んだ女の兄・李園(りえん)は春申君を暗殺したのだ。そこで、これからの楚をどうするかということについて媧燐に廉頗から声がかかった。

 

 

卓に座ったのは媧燐、廉頗ととある男。このとある男をいびり始める媧燐。しかし、男は「同じく私も武将の類の人間が心底嫌いだ」と切り返す。しかし、男は媧燐に対し「私と共に宰相の席に座り 新しい大国、楚の土台を築いてくれ」と頼み込む。なんと、男は春申君を暗殺した李園という男だったのだ。

 

 

場所を変えて媧燐と李園は話をはじめる。李園曰く、考烈王には王が生まれなかった。そして、その流れから行けば、王弟が次の玉座につく予定だったが、王弟の異常性は王宮内の大きな悩みだった。このままでは、楚は暗君の船に乗ることになる。そして、李園の妹が春申君の子供を身ごもった。李園の妹が身ごもった子を王の子とするのは国の行く末を思った考烈王、春申君、李園の苦肉の策だったのだ。では、なぜ春申君を暗殺したのかと問う媧燐。李園は春申君暗殺の理由について語る。李園曰く、春申君が王位を王弟に継がせると言い出したのだ。しかし、春申君のその申し出には賛同できなかった李園。お互いに刺客を送り合った李園と春申君。結果、李園が生き残ったのだ。そこで、戦の天才である媧燐に宰相を頼み、李園と共に宰相の席に座った。

 

 

 

 

黒洋丘

飛信隊の次の戦場は黒洋丘(こくようきゅう)と呼ばれる場所だった。桓騎5万の軍の援軍として拡珉(かくみん)という場所で合流する。桓騎軍は援軍が来た時は隊の入れ替えを行うことになっており、飛信隊からは尾平、桓騎軍からは那貴(なき)という男が派遣された。

 

 

桓騎軍5万と飛信隊8千が黒洋丘に向けて出陣した頃、趙の離眼(りがん)城からは慶舎軍4万、離眼の城主・紀彗(きすい)3万が出陣していた。

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黒洋は広大な樹海が広がっており、秦が落とすべき城というのは存在しなかった。代わりに5つの丘があり、その5つの丘を占拠することが勝利条件だった。

 

 

樹海の中、前線ができれば敵の行軍の速度は緩むため、飛信隊と桓騎の側近雷土(らいど)が中央より奥に前線を作ることができれば中央丘を労せず取ることができ、十中八九勝利が確定する。

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急ぎ飛信隊は行軍の準備を進めるのだった。

 

 

 飛信隊が進軍をしている際、紀彗の側近・馬呈(ばてい)と劉冬(りゅうとう)は趙陣営からみて左側の丘にまで達していた。息をひそめて飛信隊を急襲する準備をしていたのだ。先を急ぐ飛信隊だが、敵襲を受けて足が鈍る飛信隊。しかも、急襲部隊には馬呈もおり、信も足止めされる。立て直そうとする飛信隊だが、桓騎軍飛信隊側の丘から狼煙があがっている。劉冬が桓騎軍飛信隊側の丘を占拠してしまったのだ。馬呈の部隊も退去し、飛信隊は劉冬に占拠された丘を取り戻そうとする。丘の前面を小隊で守ることは不可能だということに目を付け、田有が派手な声を上げながら派手に攻めあがっている隙に信と崇原の身軽な小隊が裏側から丘を占拠しようとしたのだ。順調に丘を駆け上がる飛信隊。しかし、信は頂上についてようやく気付く。劉冬は丘を占拠したフリをして、すぐに丘から撤退していた。飛信隊は丘占拠のために進路を変更してしまったため、中央丘より前に前線を作るとう作戦は無散してしまった。

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斥候として先行していた羌瘣は密林の中に小さな集落を見つける。避難勧告を出しに集落の長と話す。そのころ桓騎は桓騎軍からみて左側にいたゼノウ軍に声をかけていた。飛信隊の失敗を受け、桓騎軍において最大の武力を持っているゼノウ軍が敵の前線を破壊したのだ。ゼノウ軍が趙軍の前線を破壊したことを聞いて丘の砦化をいったん中止するように提言する紀彗。しかし、慶舎は罠を張っていたのだ。木を斬り倒すことでゼノウ軍の進軍を止め、桓騎軍左軍を急襲した。

 

 

 

 

 

キングダム41巻の感想

信の新しい戦いである黒洋丘戦、しっかりはじめっからやらかしましたね(笑)。紀彗の作戦になすすべなくという感じでした。にしても紀彗ぽっと出のキャラの癖にイケメンすぎん!?どこに目をつけてるんだと言われそうですがご容赦ください(笑)。まぁなんにせよここから飛信隊含め様々な将軍が黒洋丘戦で活躍していきます。ぜひお楽しみください!

 

 

 

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キングダム40巻のあらすじと感想

キングダム40巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム40巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム40巻について

キングダム40巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム39巻のあらすじはこちらです。

www.kingdomkingdom.net

 

 

キングダム40巻ではついに政と呂不韋の戦いに決着がつきます。いやー長かった!はじめは遊び相手にもならないと呂不韋にののしられた政でしたが、徐々に力をつけて、特に蕞の戦いでは「王」としての威厳を見せつけました。激動の人生を歩んできた政は呂不韋に対して何を語るのか・・・。そして、反乱の決着は!?政と呂不韋の決着がつくキングダム40巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

キングダム40巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム40巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 人の本質
  2. 命がけの逃避
  3. 救世主
  4. 完全勝利

人の本質

人の本質は光であると語る政。自分の過去を踏まえて呂不韋に語りかける。趙にいた時代、虐待の中にあった政を命がけで救った闇商人・柴夏。政は柴夏の中に人の本質である光を確認する。はじめは柴夏のみが光を持っていたと思っていた政。しかし、王騎やヒョウ公、成蟜、信の友人・漂が自身の中に持っていた光を必死に輝かせて死んでいくのを見て、誰しもが心の中に光を持っているんだと確信する。政は戦争を武力によってなくすことによって中華を分け隔てなく一つにして、光のありようを見失わなければ戦争は永遠になくせると主張したのだ。

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目に涙を浮かべる呂不韋。秦国が政の道に進むのかそれとも呂不韋の道に進むのか、運命は咸陽の反乱に託された。

 

 

 

 

命がけの逃避

政の娘を産んだ向はその娘・麗と親友・陽と逃げていた。秘密の隠し道も呂不韋の手下にばれており、隠し道も使えず後宮から脱出しようとする。しかし、後宮には敵の兵が迫ってきており、しかも陽は足をくじいていた。このままでは捕まって殺されてしまう向と麗と陽。陽は自分がおとりになって向と麗が逃げる時間稼ぎをしようとする。陽が死を覚悟した瞬間、助けに入ったのは信だった。

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敵の指揮官を捕らえることに成功した信。すぐさま咸陽の城壁の外の戦に駆け付けた。

 

 

 

 

救世主

戎翟公軍に圧倒される反乱鎮圧軍。反乱軍の城壁の侵入を許してしまっていた反乱鎮圧軍の勝利条件は2つ。鎮圧軍が城内に入って門を閉じるか、敵将を討って逆転勝利をつかむかのどちらかだった。しかし、反乱鎮圧軍の勝利条件に気付いていた戎翟公は引き下がって城門付近にも守備兵が固められていた。圧倒的に不利な反乱鎮圧軍。しかし、咸陽にいるあらゆる人の頭上に等しく鳴り響く救世の音色。昌平君一団到着の知らせが咸陽に鳴り響いた。

 

 

自ら先陣を切る昌平君。なんと側近の介億曰く、昌平君は幼少期蒙武よりも強いと言われていたのだ。敵将である戎翟公の左右に壁を作り、逃げ場をなくす昌平君。昌平君は「包雷」という作戦を発動しようとしていたのだ。昌平君の意図に気付き、戎翟公の背後にも作る河了貂。河了貂のサポートもあり、「包雷」の準備は完了した。

 

 

「包雷」を避けるには昌平君に向かっていって後ろの戎翟公軍の兵の海に逃げ込むしかないと判断した戎翟公。

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しかし、戎翟公の行動を予想していた昌平君。圧倒的な武力をもって戎翟公の首をはね落とすことに成功した。

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完全勝利

戎翟公を失った城外の反乱軍は指揮系統を失い敗走する。反乱軍の敗走を見て泣き崩れる嫪アイ。当然咸陽にも反乱鎮圧軍の報告は入り、呂不韋は「正に完敗だ」と負けを認めた。

 

 

敗走して函谷関を抜けた反乱軍は桓騎軍とぶつかり散々に粉砕された。結果、嫪アイを含む指揮官級は全て捕えられた。嫪アイは咸陽に連行された後、呂不韋の手引きで嫪アイが後宮に入ったことも含めて経緯を洗いざらい吐いた。今にも嫪アイの効果処刑が開始されようかというその時、太后が待ったをかける。太后は頭を下げて自身の願いを語った。

 

 

呂不韋という最愛の男に出世のための道具として捨てられ、秦の王子を産んだということで悪意の真っただ中で生きていた太后。秦になって太后となった後も灰色の無味無臭の世界にいた。しかし、嫪アイの子を授かって自身の心境があったことを語る。太后は自身の生きた意味を残すためにも嫪アイと太后の子供を生かしてほしいと願うのだ。しかし、それは不可能だと断言する政。政の言葉を聞いた瞬間に政に襲いかかる太后。すぐに差し押さえられるが「やっぱりてめぇなんか産んだのが間違えだったんだ」と言い放つ。しかし、黙って聞いていないのは向だった。「大王様にとっては太后様がたった一人の母親だったんですよと」言い放つ。嫪アイは全てを悟ったように太后に対して「あなた様とお会いできて人生に大いに意味を持ちましたよ」と残し、処刑された。

 

 

咸陽のとある場所に幽閉された太后。政は護衛を外して太后のもとに向かう。政は太后に二人の遺児はひっそりと国外に出し、国内が落ち着けば合わせることを約束した。

 

 

 

 

 

キングダム40巻の感想

ついに政と呂不韋の対決にケリがつきました!いやー長かった!しかし、政が"人の本質"について語ったところは流石に涙しました。本来なら最も人を恨んで然るべきはずの政が、紫夏のお陰で人の本質に気づけたんですからね。その後、太后すら助けようとするんですからね。秦の国の王は政以外ありえません。政の器の大きさが身にしみるキングダム 40巻、ぜひご覧ください!

 

 

 

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キングダム39巻のあらすじと感想

キングダム39巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム39巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム39巻について

キングダム39巻の表紙は下の通りです。

f:id:masaru_tomoyume:20190324193035j:image

 ちなみにキングダム38巻のあらすじはこちらです。

www.kingdomkingdom.net

 

 

キングダム39巻では加冠の儀編も佳境に入ります。アイ国の反乱に乗じて国を乗っ取ろうとする呂不韋に対し反乱軍を止めるべく政に協力する飛信隊。さらには政陣営の軍はあの場所に隠されており戦力は拮抗する。また、”天下”について語ろうと政に提案する呂不韋の真意は・・・。太后か、呂不韋か、政か、誰が秦国の実権を手にするのか・・・。実権をかけた争いも過激化するキングダム39巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

キングダム39巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム39巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 反乱鎮圧軍
  2. 袂を分かつ
  3. 呂不韋の天下
  4. 政の天下

反乱鎮圧軍

反乱鎮圧軍が1万も隠されていたことに驚きを隠せない呂不韋。呂氏四柱の一人・李斯は反乱を成功させるために咸陽の隅々にまで目を光らせており、1万もの反乱鎮圧軍が存在することは嘘であると判断した。どこに反乱鎮圧軍を隠しているのかと問う呂不韋。政の口から出た言葉は「蕞」だった。

 

 

蕞の兵は南道の渭水川(いすいがわ)を船で渡って咸陽へと向かっていた。

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蕞の兵と合流する飛信隊。しかし、渭水川の向こう側には反乱軍の戎翟公がいた。渡河のたたきゆえの不利を強いられる飛信隊と蕞兵。しかし、舟に用意されていた弓によって拠点を作ることに成功する。そこからは早かった。飛信隊の活躍もあって戎翟公軍を撤退させ死者、離脱者千五百で渡河に成功した。渡河に成功した飛信隊と蕞兵は壁の友人である尚鹿(しょうかく)という男と合流し、なぜ飛信隊が呂不韋の反乱に気付いたのかを説明する。この理由は政陣営にとって非常に大きなものだった。

 

 

 

 

 

袂を分かつ

咸陽の襲撃を開始する樊於期軍。なんと、城壁が内側から勝手に開いてしまう。すべては呂不韋の仕業だった。反乱を成功させるために咸陽の守備兵の中にも呂不韋の息のかかったものを多く忍ばせていたのだ。飛信隊が咸陽に到着する頃、すでに城内には多くの反乱軍が侵入していた。しかし、その反乱軍を次々と屠っていく異様な軍が現れる。反乱軍に牙をむくこの軍は、なんと昌平君直属の部隊だったのだ。

 

 

数日前、貂は昌平君からの伝文を暗号だと理解した。その暗号を読み解くと、加冠の儀を狙った反乱が起こるというものだった。つまり、昌平君は政陣営につき、呂不韋と袂を分かつ決断をしていたのだ。咸陽が騒乱の真っただ中、加冠の儀も終わり昌文君はすぐ反乱鎮圧のために動き出す。しかし、昌文君を呼び止める昌平君。昌平君も反乱鎮圧に参加するというのだ。当然反発する呂不韋。しかし、昌平君は「余計な問答は必要ない 世話になった」と言い放ち呂不韋と袂を分かつことを告げた。

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ふざけるなと声を荒らげる李斯。しかし、呂不韋は動じない。はては政に対し「天下などについて語らいませぬか」と持ち掛ける。果たして呂不韋の語る”天下”とは何なのか・・・。

 

 

 

 

呂不韋の天下

樊於期率いる反乱軍の目的は王族を虐殺し、次の王を呂不韋に据えること。咸陽の守備兵にも呂不韋の息のかかったものは多くいたためあっさりと樊於期軍の侵入を許してしまう。しかし、王族を虐殺することが反乱軍の目的と知っておきながら黙っていないのは飛信隊と蕞の兵。死に物狂いで戦い続ける。そのころ、後宮では政の子を産んだ宮女・向と政の娘、さらに向の友人である陽が脱出の準備を開始していた。はたして脱出には成功するのか・・・。

 

 

咸陽で激戦が行われる中、政と呂不韋は場所を変えて”天下”について語らおうとしていた。政は成蟜の元妻・瑠衣、呂氏四柱の蔡沢と李斯、さらには太后も招待し政自身と呂不韋の言葉を聞かせようとする。話をきり始めたのは呂不韋だった。政に対し、中華の統一の”路”を「狂気の願望」であると表現する。政は呂不韋の発言に対し「人の道を断ずる前に自分を語れ」と切り返す。そして呂不韋は自分の思う”天下”について語り始める。

 

 

呂不韋曰く、”天下”というものは貨幣制度によって生み出されたものなのだ。貨幣制度によって人は他人との裕福度を比較する手段を得てしまった。当然芽生えてくるのは他人より金が欲しいという「我欲」。金を第一とする為政をすることによって秦に幸福をもたらそうとしたのだ。具体的には、商人時代の経験を使って秦を中華史上最も富に満ちた国にするというのだ。秦を中華の経済の中心に据え、秦の国の民を豊かさで包むことによって統治をしようとしたのだ。

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政の天下

咸陽では反乱軍の戎翟公軍が暴れまわっていた。百数年前に強制的に糾合された恨みをぶつけるかのように躍動する戎翟公軍。さらに、信は呂不韋の手下にだまし討ちに合い、信をかばった田有が重傷を負ってしまった。

 

 

呂不韋の意見にたじろぐ政。幼少時代に見ていた亡霊のような幻覚すらも見えてくる。呂不韋はいかなるやり方でも人の世から戦争はなくならぬと断言する。なぜなら大義のため、私利私欲のため、復習のため、仲間のため、愛する者のため戦う理由は様々であり、そのどれもが人の持つ正しい感情であるからだ、と断言した。押し黙る政。しかし、その時政に寄り添う紫の光が瑠衣には見えていた。

 

 

政は呂不韋に対し「お前の口にした為政は所詮文官の発想の域を出ないものだ」と切り返す。戦争という人の営みを否定することはできないと断言する呂不韋に対し、「人の本質を大きく見誤っている」と断言する政。凶暴性も醜悪さも人の持つ側面ではあるが、決して本質ではないと。では人の本質とは何か、と問う呂不韋。政は人の持つ本質は”光”であると答えた。

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キングダム39巻の感想

 うーん熱い・・・。呂不韋ももちろん正しいことを言っていますよね。人の醜悪さも人の本質だって。いままで腹の内を見せてこなかった呂不韋がいきなりこんなこと言ってきて私は思わず呂不韋というキャラが好きになってしまいました(笑)。しかし、政が述べていることもまた正しい。趙で虐待の日々に出会っておきながらもまだこんなことが言えるんだからキャラとしては本当にいいキャラですよね。1巻から読んでいる私にとってはもう涙ものです。さて、次の巻で長かった政と呂不韋の争いに決着がつきます。政と呂不韋の道が語られるキングダム39巻、ぜひご覧ください!

 

 

 

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