キングダム41巻のあらすじと感想
キングダム41巻のあらすじをご紹介
どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム41巻のあらすじを紹介していこうと思います。
キングダム41巻について
キングダム41巻の表紙は下の通りです。
ちなみにキングダム40巻のあらすじはこちらです。
キングダム41巻ではついに政と呂不韋の政争が終わり、新たな戦いが始まります。飛信隊は桓騎という元盗賊の下で働くことになります。敵は合従軍でも秦のもとに立ちはだかった趙の慶舎と離眼という城の城主・紀彗(きすい)。さて、戦いの行方は・・・。さらには春申君の暗殺や楚の復興など盛りだくさんのキングダム41巻のあらすじはこちらです。
キングダム41巻の詳しいあらすじ
それではここからはキングダム41巻のあらすじを紹介していきたいと思います。
雄飛のとき
反乱を鎮圧させ、一息付けた政。信とゆっくり話をすることになる。政は、国の大半であった呂不韋側の人間をどうするかというどう扱うを審議していると語った。さらには、政はすでに中華統一の絵図を描いていたのだ。昌平君と共に、敵国をうち滅ぼしていくのに必要な年数を計算していたのだ。その年月が15年。たった15年で残りの六国をうち滅ぼすのは不可能だと断言する信だが、政は秦軍強化のために大きく内政を変えていき、六大将軍を復活させると宣言する。政は、信にその六大将軍の一席をつかみ取ることを命じた。
春申君の暗殺
秦と趙の国境地・曹州(そうしゅう)において、飛信隊、玉鳳隊、楽華隊の三隊が集結していた。信は王賁と蒙恬に対して政が六大将軍を復活させようとしていることについて話す。士気を上げる三人だが、蒙恬も信に対して極秘情報を教える。なんと、現在飛信隊、玉鳳隊、楽華隊の三隊が攻めている曹州という土地はおとりであり、本命は隣の衍氏(えんし)という城だったのだ。衍氏を落としたのは楊端和率いる山の民。楊端和も大将軍の地位をもらっていることを考えると、六大将軍の地位に近い人間がまた一人出てきたことになる。
秦が衍氏を滅ぼしたのち、大国・楚では中華を揺るがすビッグニュースが出てきた。なんと春申君が暗殺されてしまったのだ。春申君暗殺の原因は少々複雑である。政が反乱を鎮圧させ実権を握った年、楚でも大きな出来事が起こっていた。その剛腕で楚を支配してきた考烈王(こうれつおう)が死去したのだ。そして、なんと考烈王の嫡子が実は春申君の子供だったのだ。考烈王は長年子供ができず、周りも心配していた。二年前、やっと一人生まれた王子を産んだ女は春申君の女であり、密かに身ごもった状態で妾として献上されたのだ。そして、その春申君の女がそのまま出産し、2歳の王子がそのまま王になる予定だったのだ。つまり、次の王で王家の血脈は途切れるはずだった。しかし、王子を産んだ女の兄・李園(りえん)は春申君を暗殺したのだ。そこで、これからの楚をどうするかということについて媧燐に廉頗から声がかかった。
卓に座ったのは媧燐、廉頗ととある男。このとある男をいびり始める媧燐。しかし、男は「同じく私も武将の類の人間が心底嫌いだ」と切り返す。しかし、男は媧燐に対し「私と共に宰相の席に座り 新しい大国、楚の土台を築いてくれ」と頼み込む。なんと、男は春申君を暗殺した李園という男だったのだ。
場所を変えて媧燐と李園は話をはじめる。李園曰く、考烈王には王が生まれなかった。そして、その流れから行けば、王弟が次の玉座につく予定だったが、王弟の異常性は王宮内の大きな悩みだった。このままでは、楚は暗君の船に乗ることになる。そして、李園の妹が春申君の子供を身ごもった。李園の妹が身ごもった子を王の子とするのは国の行く末を思った考烈王、春申君、李園の苦肉の策だったのだ。では、なぜ春申君を暗殺したのかと問う媧燐。李園は春申君暗殺の理由について語る。李園曰く、春申君が王位を王弟に継がせると言い出したのだ。しかし、春申君のその申し出には賛同できなかった李園。お互いに刺客を送り合った李園と春申君。結果、李園が生き残ったのだ。そこで、戦の天才である媧燐に宰相を頼み、李園と共に宰相の席に座った。
黒洋丘
飛信隊の次の戦場は黒洋丘(こくようきゅう)と呼ばれる場所だった。桓騎5万の軍の援軍として拡珉(かくみん)という場所で合流する。桓騎軍は援軍が来た時は隊の入れ替えを行うことになっており、飛信隊からは尾平、桓騎軍からは那貴(なき)という男が派遣された。
桓騎軍5万と飛信隊8千が黒洋丘に向けて出陣した頃、趙の離眼(りがん)城からは慶舎軍4万、離眼の城主・紀彗(きすい)3万が出陣していた。
黒洋は広大な樹海が広がっており、秦が落とすべき城というのは存在しなかった。代わりに5つの丘があり、その5つの丘を占拠することが勝利条件だった。
樹海の中、前線ができれば敵の行軍の速度は緩むため、飛信隊と桓騎の側近雷土(らいど)が中央より奥に前線を作ることができれば中央丘を労せず取ることができ、十中八九勝利が確定する。
急ぎ飛信隊は行軍の準備を進めるのだった。
飛信隊が進軍をしている際、紀彗の側近・馬呈(ばてい)と劉冬(りゅうとう)は趙陣営からみて左側の丘にまで達していた。息をひそめて飛信隊を急襲する準備をしていたのだ。先を急ぐ飛信隊だが、敵襲を受けて足が鈍る飛信隊。しかも、急襲部隊には馬呈もおり、信も足止めされる。立て直そうとする飛信隊だが、桓騎軍飛信隊側の丘から狼煙があがっている。劉冬が桓騎軍飛信隊側の丘を占拠してしまったのだ。馬呈の部隊も退去し、飛信隊は劉冬に占拠された丘を取り戻そうとする。丘の前面を小隊で守ることは不可能だということに目を付け、田有が派手な声を上げながら派手に攻めあがっている隙に信と崇原の身軽な小隊が裏側から丘を占拠しようとしたのだ。順調に丘を駆け上がる飛信隊。しかし、信は頂上についてようやく気付く。劉冬は丘を占拠したフリをして、すぐに丘から撤退していた。飛信隊は丘占拠のために進路を変更してしまったため、中央丘より前に前線を作るとう作戦は無散してしまった。
斥候として先行していた羌瘣は密林の中に小さな集落を見つける。避難勧告を出しに集落の長と話す。そのころ桓騎は桓騎軍からみて左側にいたゼノウ軍に声をかけていた。飛信隊の失敗を受け、桓騎軍において最大の武力を持っているゼノウ軍が敵の前線を破壊したのだ。ゼノウ軍が趙軍の前線を破壊したことを聞いて丘の砦化をいったん中止するように提言する紀彗。しかし、慶舎は罠を張っていたのだ。木を斬り倒すことでゼノウ軍の進軍を止め、桓騎軍左軍を急襲した。
キングダム41巻の感想
信の新しい戦いである黒洋丘戦、しっかりはじめっからやらかしましたね(笑)。紀彗の作戦になすすべなくという感じでした。にしても紀彗ぽっと出のキャラの癖にイケメンすぎん!?どこに目をつけてるんだと言われそうですがご容赦ください(笑)。まぁなんにせよここから飛信隊含め様々な将軍が黒洋丘戦で活躍していきます。ぜひお楽しみください!