キングダムの事なら友努勝

キングダムのあらすじ、キャラ、史実などを取り扱っています。キングダム初心者の人もキングダムを長年読んでいるという人も得られるものがあるようなブログにします!

キングダム38巻のあらすじと感想

キングダム38巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム38巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム38巻について

キングダム38巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム37巻のあらすじはこちらです。

www.kingdomkingdom.net

 

 

 

 キングダム38巻では政と呂不韋の戦いが加速していきます。政の成人を祝う”加冠の儀”が始まり、この加冠の儀を終えてしまえば政は列国から正式に王として認められることとなります。当然黙っているはずがない呂不韋。政と呂不韋の争いに太后も加わり事態はさらに複雑に・・・。加速する政争が見どころのキングダム38巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

キングダム38巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム38巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. アイ国の膨張
  2. 加冠の儀

アイ国の膨張

建国に怒りを露わにする咸陽。誰もが形だけの建国宣言は実を結ばないと思っていたが、アイ国は日々着々と独立国家としての体をなしていく。アイ国は裏で楚と密約を交わしていたのだ。アイ国が太れば秦は混乱し、楚やその他の列国にとっては有利な状況を作れる。そんな状況で、騰は蒙武に次ぐ二人目の”大将軍”に任命される。さらには著雍決戦で武功を挙げた信と王賁は五千将に任命される。信は遠くから政にエールを送った。

 

 

咸陽がアイ国への対応を追われる中、ついに始皇9年・政の加冠の儀が行われる年を迎える。加冠の儀によって列国に政が王となることをアピールし、中立勢力も政陣営に取り込むことができる。つまり加冠の儀までに呂不韋陣営が仕掛けてくることは間違いがない。9年続いた政と呂不韋の政争もついに終わりを迎えることになる。

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楚はアイ国に金を落とし続け、アイ国はみるみると太っていった。アイ国には趙高(ちょうこう)という有能な政治家もおり、アイ国は順調に事を進めているように見えた。そんな中、大后は自分が産んだ子供と、心を休めようという願望を持ち始めていた。嫪アイも大后のために自分の力を尽くす。しかし、そんな折大后の子の件がアイ国の大臣たちにバレてしまう。楚の息がかかった大臣・虎歴(これき)によると、隠し子の件に怒った咸陽は挙兵してアイ国を攻撃しようとしているとのこと。アイ国が秦をかき乱してくれれば万歳な虎歴は当然挙兵を促す。他にも各国の息のかかった大臣がたくさんいるアイ国の暴走は止められず、大后は加冠の儀に合わせて挙兵することを決定した。

 

 

 

 

 

加冠の儀

秦魏の国境付近にいた飛信隊。魏との戦争中、軍総司令・昌平君から指令が来る。しかし貂はその内容に違和感を覚える。その頃秦の旧王都・雍では政、呂不韋、太后の思惑が交差する中、ついに加冠の儀が行われる。各国の王族も参列する中、政が現れると宮内の空気が変わるのを感じる。一目見て政がただの王ではないことに気付く各国の王族たち。加冠された瞬間、大歓声が起こり昌文君や壁は目に涙を浮かべていた。

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皆が政に注目する中、大后のみは心にさざなみすら立てず、反乱のことを思案していた。大后は咸陽が挙兵してアイ国に攻撃するという話を聞いていたが、その割には自分に注目が集まらないことに違和感を覚える。そう、咸陽が挙兵してアイ国に攻撃するというのは呂不韋が流した嘘だったのだ。反乱軍には呂不韋の息のかかった人が沢山おり、彼らが王族、皇族を皆殺しにする事で、アイ国の非道を印象付け、秦王族を抹殺する。このアイ国反乱軍を呂不韋が従える蒙武軍が打ち倒す事で、呂不韋が王であることを民に実感させるというのが呂不韋の作戦だったのだ。

 

 

アイ国反乱軍は着々と進軍を続ける。玉璽の複製によって呂不韋の想像を超えるほどの軍を興すことに成功した太后はただではやられぬと呂不韋をにらみつける。しかも、偽の玉璽を利用して函谷関を通過することにも成功したのだ。反乱の報を聞いた呂不韋は加冠の儀を中断しようとする。それでも政は加冠の儀を続けるという。政の落ち着きぶりに違和感を覚える呂不韋だったが、政は呂不韋の企てに気づいていたのだ。この頃、函谷関と咸陽を結ぶ北道という道ではアイ国軍と秦正規軍との戦いが始まっていた。反乱軍の大将・樊於期(はんおき)という男はかつて秦に吸収された小王国の戎翟(じゅうてき)という兵1万と函谷関に至る道中までの城で徴兵した兵1万、アイ国から引き連れた兵1万の合計3万を従えていた。樊於期は秦の正規兵をあっさりと降伏させた後、まだ迷いの見える自分の軍の兵士に秦正規兵の斬首を決行させる。これにより兵に迷いを消させ、樊於期の軍は「覚悟」を決めた軍となった。

 

 

一方、場所は再び加冠の儀が行われている雍。なぜ加冠の儀を続けるのかと不思議がる呂不韋だが、昌文君はじめ政陣営が動揺していないことに違和感を覚える。そう、政陣営はアイ国が反乱を起こすことと、それに関する呂不韋のたくらみを知っていたのだ。政はすでに反乱軍を鎮圧させるための軍を向かわせていた。

 

 

 

 

 

キングダム38巻の感想

ついに政が加冠の儀を迎えました!身一つで逃げ回っていたころとは偉い違いですね(笑)。いやー成蟜の反乱があって信と出会ったころから考えると感慨深いですね。そら昌文君も泣くわ(笑)。さて、この加冠の儀編でついに政と呂不韋の決着がつきます。39巻の展開を楽しみにしててください。ついに加冠の儀が始まるキングダム38巻、ぜひご覧ください!

 

 

ちなみにキングダム39巻のあらすじはこちらです。

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キングダム37巻のあらすじと感想

キングダム37巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム37巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム37巻について

キングダム37巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム36巻のあらすじはこちらです。

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キングダム37巻では著雍決戦に決着がつきます。正直王賁の策はちょっと無理があるんじゃないかな?と思っていたんですが、それを補って余りある王賁や信の一騎打ちのかっこよさがあったので私的には著雍決戦編は満足です。王賁や信の戦いが見どころのキングダム37巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

キングダム37巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム37巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 王賁の責務
  2. 貂の作戦
  3. 本陣陥落
  4. アイ国

王賁の責務

3日目の開戦前、王賁は関常隊を中央において敵中央5千を叩く作戦を提案する。関常隊は機動力が利点であるため、関常は一度は反対する。しかし、王賁は引き下がらない。柴伯が現れるまで関常隊の後ろに隠れて力を温存しておくと主張する。結局関常も納得し、汚れ役である王賁の任務を受け入れた。

 

 

関常隊の奮闘によって柴伯を前線におびき出すことに成功する。当然相対すのは王賁。2日目の柴伯との一騎打ちによって柴伯の槍の”速さ”には目が慣れていたが、”重さ”には未だ慣れることができなかった。徐々に押されていく王賁。関常は朝の作戦会議のことを思い返していた。関常は王賁の槍では柴伯を討つことは敵わぬと考えていたのだ。そんな関常に対し王賁は「危険を冒し無理に見える戦局を覆してこそ名があがるのだ」と一蹴した。王賁が限界とみた関常は全軍に撤退命令を出す。しかし王賁は引き下がらない。中華に名を刻む大将軍になるために。そしてそれこそが王家の次期党首である王賁の責務であると。

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王賁は息を吹き返し、2度も柴伯の槍を捌いた。

 

 

王賁の一騎打ちを見ていた玉鳳隊副長・番陽曰く、王賁は柴伯の槍を”型”でとらえたのだ。正式な槍術を幼いころから教わっていた王賁は、そのたゆまぬ努力で柴伯の槍を型でとらえたのだ。打ち合いを互角までもっていく王賁。しかし、王賁は柴伯の決定的な弱点に気付いていた。妹・柴季歌を失った柴伯は生への本能の欠如があったのだ。反射的に自身の急所を守ろうとしない柴伯のスキを突き、王賁は柴伯の胸を一突きに刺した。

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貂の作戦

王賁が柴伯を討った後、飛信隊もまた激戦地の中にいた。凱孟軍軍師・旬早は飛信隊の動きに違和感を感じる。旬早は飛信隊の右翼が中央信の隊と凱孟軍本陣を挟撃すると読んだ。

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しかし、この作戦ではひねりがない。奥の手があるだろうと読む旬早だったが、驚きの光景を目にする。なんと、飛信隊の右翼がそのまま呉鳳明の本陣に向かっていったのだ。右翼の相手をしていた凱孟兵も信のもとに向かい劣勢に立たされる信。しかし、ここで貂の作戦が発動する。隣の戦場にいる隆国軍が援軍に来たのだ。間一髪のところで援軍が来た飛信隊は凱孟軍を後退させた。

 

 

 

 

 

本陣陥落

柴伯軍を抜いた玉鳳隊3千、録嗚未軍8千、飛信隊2千がほとんど同時刻に呉鳳明本陣に迫る。少し早く敵の包囲網を抜けた玉鳳隊と録嗚未軍がつぶれ役となり飛信隊が本陣に肉迫する。敵本陣が見えると羌瘣は単独で敵の守備兵を葬り大将首を取る。しかし、側近の反応から首をはねた男が呉鳳明ではないことに気付く羌瘣。火を放ち、敵本陣陥落ののろしを上げた。

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影武者を使って側近たちと逃げ延びた呉鳳明。本陣からの火があがって士気が下がる魏軍だったが、呉鳳明は霊鳳のもとに走っていた。霊鳳も呉鳳明も王賁の作戦に一つだけ欠点があることに気付いていたのだ。秦軍総大将・騰が丸裸になっていることだ。本陣の陥落に多くの兵を費やした秦軍は騰を守る兵力が残っていなかった。騰に狙いを定める呉鳳明と霊鳳。しかし、そこに信が現れる。呉鳳明は何とか逃げ延びたが、信は霊鳳を討ち取ることに成功した。

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これにより、魏軍は撤退を余儀なくされた。

 

 

 

 

 

アイ国

騰軍が著雍を陥落させたころ、咸陽には動揺が走っていた。なんと、朝廷に政の母である太后が現れたのだ。占いの結果によって2年間離宮に隠れていた太后は山陽と著雍を後宮勢力がもらい受けると主張する。ただでさえ金のかかる山陽と著雍に後宮勢力の金を当てるのは悪くないと判断する李斯。しかし、驚きなのはその後だった。なんと、呂不韋が太后との体の関係を断つために秘密裏に後宮に送り込んだ男娼・嫪アイ(ろうあい)を山陽の長官にかえるというのだ。呂不韋も太后の案に賛成し、結局太后の案は通った。

 

 

後宮勢力のものとなった山陽と著雍。しかし、不思議なことが起こっていた。山陽や著雍から北の太原(たいげん)という場所に人が集まっていた。太原は最北の国境を守る要であるが、戦が中華の中央に集中した近年ではそれほど注目される土地ではなかった。そんな太原に人が集まり、嫪アイと太后も太原に入る。なんと驚くべきことに、二人は太原一帯を「アイ国」として独立すると宣言したのだ。

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キングダム37巻の感想

いやー熱かった王賁vs柴伯!王賁の中華に名を轟かす大将軍になるというシーンは熱かったですね。また、敵ながらも柴伯の過去にはかなり同情するというか・・・、正直こんなぽっと出のキャラにここまで同情させられるとは思ってもいませんでしたね。また、太后もついに動き出しましたね。いきなり国を建国するってぶっ飛びすぎですよね(笑)。まぁーどのような展開になるのかは次巻をお楽しみに!王賁が熱いキングダム37巻、ぜひご覧ください!

 

 

 

 

 

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キングダム36巻のあらすじと感想

キングダム36巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム36巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム36巻について

キングダム36巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム35巻のあらすじはこちらです。

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キングダム36巻では著雍決戦も佳境に入ります。決め事はなく3軍同時に呉鳳明の本陣にはいるという作戦を立てた王賁でしたが、飛信隊、玉鳳隊の前には魏の英雄・魏火龍七師の凱孟と柴伯が立ちふさがり行く手を阻まれます。さらに飛信隊には貂が攫われてしまうというアクシデントが・・・。一体飛信隊はどうなってしまうのか!?飛信隊、玉鳳隊と魏火龍七師との戦いが見どころのキングダム36巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

キングダム36巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム36巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 凱孟との一騎打ちと人質交換
  2. 玉鳳隊vs柴伯軍
  3. 著雍の三日目

凱孟との一騎打ちと人質交換

14年間牢に捕えられていた凱孟はうっぷんを晴らすかのように暴れまわる。凱孟は信に対し、一騎打ちを所望する旨を戦場に響く大声で叫ぶ。来るはずがないと高をくくる凱孟軍の参謀・旬早(じゅんそう)だったが、そこまでたきつけられて黙っている信ではなかった。凱孟の前に姿を現す信。対峙した瞬間にお互いはお互いがただ者ではないことに気付く。はじめは信が凱孟に吹っ飛ばされるが、二人は互角の勝負を展開する。しかし、途中で信たちに凶報が入る。飛信隊軍師の貂がさらわれてしまったのだ。生け捕りとなった貂は羌瘣の軍を偶然見つけるが、貂の救出は不可能と悟った羌瘣は敵の指揮官・旬早を人質にとる。その夜、信が動揺を隠せない中貂をいかにして助けるかという議論が行われ、羌瘣が一つの案を出す。敵の指揮官である旬早との人質交換に持ち込むというものだ。比較的新参のヒョウ公兵も納得させ、人質交換に望みをつなぐとした。

 

 

 2日目の朝、魏軍は2万近くの兵を布陣させていた。約束では、人質交換の際に飛信隊と同じ数である5千を布陣させるという話であった。騙されたのかと疑心暗鬼になる飛信隊だったが、意外にもすんなり人質交換は完了した。

 

 

 

 

玉鳳隊vs柴伯軍

玉鳳隊の1日目は順調そのものだった。2日目の最初も順調で、かなり敵を押し込んでいた。玉鳳隊躍進の陰には関常(かんじょう)という男の存在があった。

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関常は王翦軍から派遣されてきた千人将の一人であり、非常に有能だが隠しているものも多く玉鳳隊の古参からすれば不気味な存在だった。関常の活躍もあり、快進撃を続ける玉鳳隊だった。しかし、ここで立ち塞がるのは魏火龍七師の一人、紫伯。紫伯は槍の達人であり、戦術眼も優れた武将だった。紫伯の戦略に翻弄される玉鳳隊。関常は玉鳳隊が包囲される前に包囲網を突破することを提言するが、王賁は関常の提言を却下し本陣に突っ込んで柴伯の首を取ろうとする。しかし、王賁の策をよしとしない関常は王賁の策には乗らず、結果として関常抜きで王賁は敵陣に乗り込むこととなった。

 

 

敵陣の奥まで侵入する王賁。しかし、精強な玉鳳隊員が触れることもできないほどの槍使いに出会う。

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この男こそ柴伯、中華で槍を極めようとするもので名前を知らぬものはいないほどの男であった。柴伯に相対した王賁は、はじめから必殺技・龍指(りゅうし)を繰り出す。柴伯は王賁の龍指を簡単に弾き飛ばすが、王賁は龍指の連続技・龍巣を繰り出す。しかし、魏火龍七師の名は伊達ではない。王賁の龍巣を簡単に受けきった。

 

 

王賁と柴伯が一騎打ちを繰り広げているとき、本陣では魏火龍七師の一人・霊鳳(れいおう)が柴伯の過去について語っていた。一代前の「紫伯」はごく普通の男で位と財に任せて多くの女を囲っていた。現在の「紫伯」の本名は紫詠(しえい)と言い、紫詠は元「柴伯」の女の連れ子に過ぎなかった。妹、紫季歌も同様であり、元「紫伯」と血が繋がっていなかったため冷遇されていた。そんな中で、紫詠と紫季歌は結ばれており、結婚を考えていた。元「紫伯」は紫詠の結婚をよしとせず、七師の一人・太呂慈(たいろじ)に紫季歌を婿にやったのだ。太呂慈は妻殺しで有名な男であり、紫季歌を斬ってしまった。紫詠は復讐に燃え、太呂慈と太呂慈についた2人の七師を一人で殺してしまったのだ。そこから紫詠は心もたぬ大槍になってしまった。

 

 

このまま続けても柴伯を討つことは敵わないと悟った王賁。3日目の備えて柴伯の槍の癖を見抜くため自らしんがりを務める。何とか柴伯の本陣から撤退しようとする玉鳳隊だったが、すでに包囲は完成してしまっていた。半数を失うことは覚悟した玉鳳隊。しかし、魏軍の包囲網に現れたのは関常だった。関常は一度包囲網を作らせてから、包囲網を外側から崩す作戦を取ったのだ。何とか柴伯の軍からは逃げ切ったものの、王賁は重傷を負うこととなってしまった。

 

 

著雍の三日目

著雍決戦もいよいよ3日目、王賁が呉鳳明の本陣に達するように指定した日である。飛信隊の貂は凱孟軍の参謀・旬早がかなり有能な人物であることに気付いていた。旬早は凱孟の周りを精鋭兵で固めて誘い込まれてくる信の首を取るという作戦を取る。一気に加速する著雍決戦、果たして勝利するのは秦軍なのか・・・。

 

 

 

 

 

キングダム36巻の感想

うーん柴伯の過去はなかなかに悲しい・・・。私は敵だけど暗い過去があるキャラは好きなんですが皆さんはどうでしょう?対する王賁は王賁で無茶しますね。王翦から疎外されて自分の力を認めさせなければならないのは分かりますがもう少し落ち着いてもいいんじゃないかと思うんですが・・・。著雍決戦も盛り上がるキングダム36巻、ぜひご覧ください!

 

 

 

 

ちなみにキングダム37巻のあらすじはこちらです。

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キングダム35巻のあらすじと感想

キングダム35巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム35巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム35巻について

キングダム35巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム34巻のあらすじはこちらです。

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キングダム35巻では成蟜反乱編も完結し、新たな展開に入ります。蒲カクに捕えられた成蟜の運命やいかに・・・。また、信にとっては合従軍以来の大戦となります。合従軍の後、ため込んだ力を爆発させます。新たに始まる魏軍との戦が見どころのキングダム35巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

キングダム35巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム35巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 成蟜救出作戦
  2. 著雍という要所

成蟜救出作戦

合従軍から3年壁は出世して将軍となっていた。成蟜反乱軍の鎮圧のため3万の軍を率いて出陣する。途中増軍した壁軍は4万となって反乱軍7万と盟平野において対峙する。しかし、今にも戦が始まろうかというとき、趙軍が壁軍の横腹を食い破ろうと突撃してくる。突然の襲来に焦る壁軍だったが、ギリギリで飛信隊が趙軍の突撃を食い止めた。

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四千将となった信と千人将となった羌瘣の合わせて5千の飛信隊には趙軍は敵ではなかった。反乱軍を退却させることに成功した。

 

 

蒲カクは呂不韋と精通していた。成蟜が反乱を起こしたという事実を作ることで、民の心を王族から引き剥がし、蒲カク本人は反乱の首謀者である成蟜の首をはねてその功で屯留をもらうという手はずになっていた。呂不韋は成蟜を葬り、王族から心を引き剥がすことで大王陣営の弱体化を狙ったのだ。

 

 

ついに始まった屯留攻城戦。もたもたしていると蒲カクが成蟜の首をはねてしまうため、信と羌瘣は幽閉されている成蟜を奪還すべく、別働隊として動く。一方、飛信隊が城内に侵入した時点で成蟜の首をはねようとする蒲カクだが、牢屋には成蟜の姿がない。成蟜は牢屋番を金で買収し、瑠衣を助けに向かったいたのだ。

 

 

瑠衣を助けに向かう成蟜だが、途中で蒲カクの兵に見つかってしまい、重傷を負う。それでも成蟜は瑠衣が捉えられている牢屋までたどり着き、瑠衣を解放する。成蟜と瑠衣は別行動を行い、成蟜は蒲カクと相対し、瑠衣は成蟜の助けを呼ぶ。飛信隊は瑠衣に遭遇し成蟜のもとにともに向かうが人の気配がない。たどり着くと成蟜と蒲カクとその他もろもろの衛兵たちが倒れていた。成蟜は最後に信と瑠衣に遺言を残し、息絶えたのだった。

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著雍という要所

二年前の合従軍の侵攻で、秦国の国境は大きく形を変えていた。李牧と春申君は山陽こそ取り戻さなかったもの、秦が中華に出づらくなるよう国境を書き換えていったのだ。その結果、山陽の先にある著雍(ちょよう)という都市が 秦の中華進出を塞ぐ要所となっていた。著雍を奪取すべく秦は騰を大将に一帯を侵攻するが、援軍として飛信隊と玉鳳隊も呼ばれていた。

 

 

魏軍の総大将は呉鳳明(ごほうめい)。魏の王都である大梁より出陣した各々2万の3つの軍が援軍として到着したことで秦軍は数的に不利な状況に陥る。しかも魏軍は地形などを利用したほとんどスキのない布陣を作っていた。

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現存する兵力のみでは著雍を取れないと判断する騰軍。趙との国境付近・拡陽(かくよう)に陣取っている王翦軍に援軍の要請を出そうとする。しかし、王賁は王翦に援軍の要請をすることに反対する。王賁曰く、拡陽という都市は趙が秦東部攻略のために楔を打ち込もうとしている土地であり、王翦が守るこの拡陽が落とされたとき趙軍が南下して魏、趙両軍を相手にしなければならない可能性が出てくるというのだ。

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騰の部下である隆国と録嗚未は王賁が援軍を呼ぶなと言い放った意味を理解した。しかし、録嗚未と隆国は今の秦にとって最重要なのは著雍であり、多少の危険を冒してでも王翦に援軍の要請を頼むべきであると主張する。血気盛んな隆国と録嗚未に対し、王賁は現存する軍のみで著雍を取ることは可能であると主張する。王賁の意見に猛反発する隆国と録嗚未。しかし、王賁のみは魏軍の布陣のうっすらとした弱点に気づいていた。遮蔽物によって伝達、援軍が遅れる場所が3つあることに気づいたのだ。その3つを飛信隊、玉鳳隊、録嗚未隊の3隊で同時突破することで本陣を落とすというのが王賁の作戦だった。王賁の作戦を承認した騰は、作戦通りに軍を配置するのだった。

 

 

魏国には秦六将、趙三大天とならび中華の大乱を彩った英雄たちがいた。魏火龍七師(ぎかりゅうしちし)という7人だ。そのうちには呉鳳明の父、呉慶(ごけい)も含まれていた。呉鳳明曰く、七師のうち、呉慶を除く6人が真っ二つに分かれ、凱孟(がいもう)、紫伯(しはく)、霊凰(れいおう)の3人が残りの3人を殺してしまったのだ。

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これにより凱孟、紫伯、霊凰は獄に繋がれており、呉鳳明が王を説得して出してもらったのだ。著雍の戦いに凱孟、紫伯、霊凰の3人が参戦し、著雍の戦いにおいて秦にとって最大の障壁となるのだった。

 

 

開戦前の配置は下の通り。 

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飛信隊の前に立ちはだかるのは魏火龍七師の一人、凱孟。はたしてどのような戦が待ち受けているのか・・・。

 

 

 

 

 

キングダム35巻の感想

著雍決戦開幕!相手は秦に大きな恨みを持っている魏ですが、そんな魏軍に対し、王賁の作戦で決戦に挑みましたね。これが吉と出るのか凶と出るのか・・・。次巻をお待ちください。また、政陣営に多くの協力をもたらした成蟜が亡くなってしまいましたね。初めの反乱の時と性格が違いすぎて何も言えませんでしたが・・・、年月は人を変えるということですかね。成蟜最期の言葉は記事にまとめきれなかったのでぜひコミックを読んでご確認ください。成蟜の死に様と著雍決戦の開戦が見どころのキングダム35巻、ぜひご覧ください!

 

 

 

 

ちなみにキングダム36巻のあらすじはこちらです。

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キングダム34巻のあらすじと感想

キングダム34巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム34巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム34巻について

キングダム34巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム33巻のあらすじはこちらです。

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キングダム34巻では羌瘣の仇討ちの旅が終了します。”祭”を潜り抜け圧倒的な力を手にした幽連に対し、成すすべなくやられていく羌瘣。もうだめかと諦めかけたそのとき、羌瘣の力を引き出す新たな光が・・・。また、34巻では成蟜反乱編という新章にも突入します。政に力を貸していた成蟜がなぜ急に反乱を起こしたのか。新展開のキングダム34巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

キングダム34巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム34巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 別の道
  2. 白老の言葉
  3. 戦後の各国

別の道

”祭”を潜り抜けた幽連は圧倒的な力を手にしていた。幽連は”祭”において羌象を汚い手段ではめた後も勝ち続け、最後に残ったのは実の妹だった。幽連は実の妹の心臓を刺しとどめを刺した。幽連が怪物に変ずるには十分な理由だった。幽連は羌瘣に対し、最愛の羌象がいない今、自分の高みに達することはないと言い放った。幽連にボロボロにされ意識も消えかけようとしていた羌瘣。しかし、意識を失う寸前、一筋の光を感じる。羌瘣が瀬戸際で思い出したのは飛信隊のことだった。羌瘣は何かを悟ったように再び立ち上がった。

 

 

ボロボロのなか立ち上がった羌瘣。羌瘣は以前羌象が羌瘣を殺すために編み出そうとした術を繰り出そうとする。この時、羌瘣は羌象が”魄領(はくりょう)の禁”を犯してしまったことを思い出していた。来る祭に向け、羌瘣を殺すための術を編み出そうとしていた羌象。しかし、あまりにも深い”巫舞”をしてしまったため、自力で意識を戻すことができなくなっていた。”巫舞”において自力で意識を戻すことのできない領域を”魄領”といい、羌象は意識なく寝込んでいた。しかし、翌朝羌象は目覚めたのだ。羌象曰く、魄領に落ちた際には真っ暗な闇に落ちていき、何も聞こえず、何も感じず、ついには何も考えることができなくなっていた。しかし、魄領の底に一筋の光を感じる。羌象が感じた光の正体は羌瘣、つまり羌瘣の存在が羌象を魄領から引き戻したのだ。羌象の話と同じように何も感じなくなるほど”巫舞”を深く落とす羌瘣。しかし、背中には一筋の光を感じていた。羌瘣は飛信隊という光をたどって魄領から帰還し、幽連を討ったのだった。

 

 

幽連を殺し、敵討ちに成功した羌瘣。幽連の手下はすぐさま羌瘣に襲いかかるが、羌明がこれを阻止する。すべてが終わった後、羌瘣は羌明に対しお願いをする。羌瘣のお願いとは幽連の死体を隠して、未だに幽連が生きているということにしてほしいとのことだった。理由はもちろん次の”祭”を行わせないためである。つながりの力を実感した羌瘣は”祭”は行われない方がよいと考えたのだ。元々は羌象の敵討ちを終えたら自殺するつもりだった羌瘣。しかし、今は「別の道」が羌瘣にはある。飛信隊を班れて392日、羌瘣はようやく帰途についた。

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白老の言葉

飛信隊に帰還した羌瘣は自ら前線で鋭い指揮をとり武功を挙げまくった。羌瘣の活躍は信の活躍をかすませるほどであり、飛信隊のメンバーも羌瘣に全幅の信頼を置くようになっていた。六大将軍レベルの大将軍になろうと血気盛んな信と羌瘣。しかし、合従軍の疲労は七国すべてにのしかかり、大きな武功を挙げるような戦は起こらなかった。冬も越し、前線からいったん下がった飛信隊に届いた知らせは”蒙豪危篤”の知らせだった。

 

 

蒙恬と信が来ると、蒙豪は意識を取り戻した。蒙豪は蒙恬と信に対し、最期の言葉を投げかける。蒙豪は斉の国で生まれ、武将として各国を転々としたが芽は出ず、秦の国についてからようやく少しずつ芽が出始めていた。しかし、当時は秦六大将軍の時代。蒙豪も武功を挙げるが、蒙豪の武功をかすませるほどの武功を六大将軍は挙げていた。蒙豪は六大将軍に対して嫌悪の気持ちを常に抱いており、時には早く死ねと思うほどだった。それでも、心の奥底では常に六大将軍にあこがれを抱いていた蒙豪。蒙豪は六大将軍らと同じように、蒙恬と信、王賁で共に高みに登るよう助言する。時には対立しながらも意識し合えば大きな力を生むと。蒙豪は蒙恬と信に話し終えた途端、眠るように逝った。

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戦後の各国

蒙豪死去の後間もなく、王宮内では慶事があった。宮女・向が政の子供を産んだのだ。信は王女の誕生を祝いつつ、再び戦場に戻った。また、同時期には王翦、桓騎という両将軍がそれぞれ慶都(けいと)、汲(きゅう)という魏の巨城を落としていた。しかし、合従軍の翌年に起こった大きな戦はこの2つ程度であり。各国は内に向けて力を入れる時期に入ったのだ。楚では春申君が合従軍の責任を取らされ王に遠ざけられた一方、媧燐が楚軍全体の第二将まで位上げしていた。趙では李牧も王から遠ざけられ、冷や飯を食べていた。李牧は、政という若き王の台頭と、未だ大きな権力を持っている呂不韋の権力争いがここから激しくなるであろうことを予見した。

 

 

 

 

成蟜の反乱

蕞での政の活躍を傍観するしかできなかった呂不韋は、一時の求心力を離れ、既存の勢力を維持するので精一杯だった。対する政陣営に人は集まり、互角以上の勢力を誇っていた。しかし、このまま指をくわえてみている呂不韋ではなかった。合従軍に攻め込まれた際の復興のため秦国は大きな財政難の中にあるにも関わらず、呂不韋は煌びやかな宴を毎日開き、客人を囲っていた。

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国の財源を使ったのではないかと問い詰める李斯。それに対して呂不韋は「儂の蔵を少し開いてやっただけじゃ」と答える。これほどの大きな宴を催すほどのお金に対し「蔵を少しほど」と表現してしまう呂不韋を李斯は心底恐ろしく感じた。

 

 

拡大した呂不韋陣営に対し、政陣営で最も気を吐いていたのは成蟜の一派であった。ここにきて成蟜の勢力は急拡大し、共闘の味方である昌文君も警戒するほどであった。成蟜の妻・瑠衣(るい)は祖母のお祝いのため、北東の要所・屯留に向かう。

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しかし、この時咸陽には奇妙な知らせが届いていた。趙が2万の軍を興して秦の地に侵攻してきたのだ。2万では取れる領土も限定的であり、何より合従軍の敗北国である趙には軍を興すほどの余裕はないはずだった。しかし、趙軍は古くは趙の土地であった屯留を目指していたのだ。屯留を取られた場合一帯がこぞって趙に寝返る可能性があったのだ。侵攻してきた趙軍を止める将軍もおらず、誰を趙軍にあてるかと咸陽が慌てふためいているとき、妻である瑠衣を助けるためにも成蟜は出陣を志願する。呂不韋は不敵な笑みを浮かべ、成蟜の出陣を見守った。

 

 

 屯留では蒲カク(ほかく)という男が実権を握っていた。祖母は蒲カクを高く評価していたが、瑠衣はいまいち蒲カクを信じることができなかった。趙軍に包囲される屯留の城。しかし、屯留に朗報が入る。成蟜率いる軍が屯留を包囲している趙軍を攻撃し始めたのだ。喜びのあまり崩れ落ちる瑠衣。この時から蒲カクの作戦は始まっていた。

 

 

 

成蟜の軍は半日ほどで趙軍を開放し屯留の民は成蟜を歓迎した。成蟜は蒲カクに迎えられるが、成蟜は瑠衣はどこだと尋ねる。案内されたのは瑠衣の祖母のいる部屋だった。蒲カクはそこで驚くべきことを口にする。なんと、成蟜を国王とするため反乱を起こそうというのだ。当然断った成蟜だったが、なんと今回の趙撃退軍の将軍さえも蒲カクの息のかかったものだったのだ。成蟜は捕らえられ、蒲カクによって反乱の準備は進んでいくのだった。

 

 

屯留の異変の報を受けた政は飛信隊の成蟜の救出を頼む。成蟜ははめられたのではないかと疑う政であったが、そのため飛信隊に成蟜の救出を依頼した。

 

 

 

 

 

 

キングダム34巻の感想

羌瘣飛信隊に復帰!合従軍編で丸々いなかったからなんか久しぶりな感じですね。幽連が情を断ち切ることで得た力を羌瘣が飛信隊という外とのつながりの力でねじ伏せましたね。羌瘣が復習を終えたシーンは感動しました。また、次巻では成蟜反乱の詳細が明らかに・・・。羌瘣の敵討ちが見どころのキングダム34巻、ぜひご覧ください!

 

 

 

 

ちなみにキングダム35巻のあらすじはこちらです。

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キングダム33巻のあらすじと感想

キングダム33巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム33巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム33巻について

キングダム33巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム32巻のあらすじはこちらです。

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キングダム33巻ではついに合従軍編が完結します。いやー長かった!合従軍編はどんでん返しにどんでん返しが続いて面白いんですけど小分けにして読むには長すぎますね。私的には25巻から33巻の合従軍編はまとめ読みすることをお勧めします。また、羌瘣の敵討ちもこの33巻に掲載されております。感動の合従軍編ラストが見どころのキングダム33巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

キングダム33巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム33巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 不抜
  2. 合従軍の落としどころ
  3. 論功行賞
  4. 羌瘣の敵討ち

不抜

満身創痍の信だが最後の力を振り絞って龐煖に立ち向かう信。狙いは龐煖の矛だった。信は持てる限りの力すべてを使い龐煖を跳ね返す。

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信は追撃で龐煖に突きを浴びせる。とどめには至らないが龐煖の態勢を崩すことに成功する。さらに追撃をする信。龐煖の顔に一太刀を入れることに成功したのだった。

 

 

信のような男に力負けしたことを不思議がる龐煖。その時、李牧は退却の準備を始めていた。趙軍の副将・晋成常(しんせいじょう)は龐煖を説得し、しんがりを務める。龐煖は去り際、信に名前を聞いて去っていった。

 

 

蕞の民と山の民の援軍によって蕞の城は守りぬかれた。李牧軍が蕞の城から撤退したことは咸陽の中枢にも伝えられ、大いに沸いていた。政は楊端和に感謝をし、山の民も蕞の民も宴を共にした。翌朝、信が起きたとき、政は蕞の民を眺めていた。感傷に浸る政に話しかける信。政はたきつけて蕞の民に万の死者を出させた張本人として、やはり責任を感じていた。しかし、信は乗せられたことに気付いていてなお政のため国のために目を輝かせて戦ってくれたというのだ。信の言葉を聞いた政は蕞の民に心から感謝した。

 

 

 

合従軍の落としどころ

蕞から撤退した四日後、李牧軍は函谷関前の合従軍と合流した。もちろん攻め立てられる李牧。ここで、李牧は合従軍の落としどころとして山陽を魏に戻すことで決着としようと提案した。しかし、総大将・春申君は「合従軍には裏切り者がいる」と李牧の話を遮った。合従軍は函谷関を撤退したのち、なんと一路反転して斉の国に攻め入ったのだ。斉は当然戦に備える。しかし、ここで斉にとって朗報が入る。なんと、激戦の傷癒えぬまま蒙武が合従軍の背後から急襲したのだ。結局、合従軍は斉の都市・饒安(じょうあん)まで落としたのち、解散した。

 

 

 

論功行賞

合従軍が斉の土地で解散してからおよそ一か月後、論行功賞が行われた。各所の将軍を務めた蒙豪、張唐、桓騎、王翦、蒙武、騰、ヒョウ公の七将の功績は大きく、序列をつけることが難しいため一将のみを除いて国防の”特別大功”を授けることとなった。七将の中でも一際武功の厚かった蒙武は第一功として扱われ、多くの土地と宝物を授けられた。さらに、将軍を務めた七将に次ぐ三つの”特別準功”があった。一つ目は蕞の城防衛の際に奮闘した蕞の民に対して、二つ目は山の民の王・楊端和に対して与えられた。最後の特別準功は信に与えられ、信は三千将に格上げとなった。将軍の見えてきた信は、政に対して呂不韋との権力抗争に負けるなと言葉をかけた。

 

 

 

 

羌瘣の敵討ち

 合従軍の侵攻によってズタズタになってしまった前線地帯の復興を手伝うべく、飛信隊は前線地帯の介倉(かいそう)という土地に向かっていた。飛信隊は郭備兵と新加入したヒョウ公兵で警備を行う。夜になって元ヒョウ公兵の我呂(がろ)という男が信に対して軍師である貂が剣を使えるのは本当か?と尋ねる。それに対し信は剣を使えるのは貂ではなく今は飛信隊を離れている羌瘣という女だという。舞台は趙国の老山という山の中、羌瘣はついに羌象の仇である幽族の連という女に向き合っていた。

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時間は少し巻き戻り、場所は趙国の老眉(ろうび)という場所。羌瘣は外界と羌族をつなぎとめる小さな一団から情報を得ていた。この一団の長が羌明(きょうめい)という女であり、羌明は羌族の里から脱走した女だった。羌明は各民族の殺し合いを行う”祭”から逃げ出したのだ。当時15かそこらの羌明は自分が一番強いと勘違いしていたが、続々と各民族の代表が集まる中、実力的に自分は下から数えた方が早いことに気付いた。覚悟のできていなかった羌明は逃げ出し、追っ手を全員返り討ちにした。全員といっても追っ手は7人のみで、8人目とは取引をしたのだ。外界で羌族のために働くのなら見逃すという条件を元に羌明は外界に解放されたのだ。今では秦に家庭を持ち、夫と二人の子供もいるほどだった。羌明の話を聞いた羌瘣は羌明に対し「ガムシャラに生きる道もあっていいんじゃないかと思う」と言葉をかけた。

 

 

羌明の話によれば、羌象の仇である幽連は“蚩尤“となってから人格が崩壊しており、魏の王に抱えられたが手にあまり追放されてしまったという。 羌瘣はついに幽連のもとにたどり着くが、幽連も準備をしていた。自分の手下で囲んで羌瘣を囲んで一斉に斬りかからせる。幽連の手下は全員”巫舞”まで使うほどの手練れだった。初めは”巫舞”を使わずに対応する羌瘣だったが、”巫舞”を使い始めると戦況は一変する。羌瘣は幽連の手下を次々となぎ倒していく。羌瘣の”巫舞”を見た幽連は羌瘣の実力を素直に認めた。羌瘣が”巫舞”を使い始めたのを見て、ついに幽連が参戦する。羌瘣は深い”巫舞”を幽連と戦うために取っていたためまだ余力があった。幽連に向かう際に一気に深い”巫舞”を使用する羌瘣。しかし、幽連には通用しなかった。”巫舞”を合わせられ、一撃を食らってしまう。”巫舞”を使わずに自分の動きに合わせられたことに驚きを隠せない羌瘣。様子を見ようかと考えたが、一気に最も深い”巫舞”で決めることを選択する。しかし、羌瘣の最深の”巫舞”ですら幽連には通用しなかった。幽連曰く、”巫舞”とは精神を内に向け人の秘められた力を引き出す術である。ならば、より深い”巫舞”を使うためには意識を外から乖離させるために、情などの現世とのしがらみを断ち切る必要がある。この現世とのしがらみを断ち切るために考えられたのが同族から2人を選出して殺し合いをさせる”祭(さい)”である。祭を潜り抜けた幽連は羌瘣よりも強い存在となっていた。

 

 

 

 

キングダム33巻の感想

ついに合従軍編完結!いやー本当に長かった(笑)。でも最後の最後まで楽しませてくれましたね。あの龐煖を相手に傷を負わせるとは信の成長が見られますね。何というか、キングダムは信の成長が一つの見どころではないのかと思っているのですが、龐煖に一太刀浴びせたときは信の成長に思わず涙しそうになりました。この感動はぜひ皆さんにも味わってほしいですね。激動の合従軍編完結が見どころのキングダム33巻、ぜひご覧ください!

 

 

 

 

ちなみにキングダム34巻のあらすじはこちらです。 

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キングダム32巻のあらすじと感想

キングダム32巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム32巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム32巻について

キングダム32巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム31巻のあらすじはこちらです。

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キングダム32巻は蕞の城の防衛戦の続きです。李牧の夜襲に苦しめられる蕞の城の兵ですが、政の檄によって高められた士気は高く、李牧軍を跳ね返していきます。しかし、政にもアクシデントが・・・。この絶体絶命の状況に現れたのは・・・。とにかく蕞の城の奮闘が熱いキングダム32巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

キングダム32巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム32巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 蕞の城の防衛戦、三日目と四日目
  2. 蕞の城防衛戦、五日目と六日目
  3. 蕞の城の防衛戦、運命の七日目

蕞の城の防衛戦、三日目と四日目

二日目の夜も李牧軍は夜襲をかけてくる。一日目の様子から秦軍を休ませないためのだましであることに気付いていた蒙恬は民兵たちの半分を休ませる。しかし民兵たちは戦になれていないこともあり眠りつくことができず、苦しんでいた。そんな民兵たちのもとに現れたのは、政だった。どうせ寝付くことができないならと民兵の士気を極限まで高める政。さらに、政はヒョウ公兵にも声をかける。決死隊であることを覚悟していたヒョウ公兵は蕞の城を死に場所と決めていた。しかし、そんなヒョウ公兵に対し、政は生きてヒョウ公の生き様を後世に伝えることがヒョウ公兵の責務だと説き、ヒョウ公兵の士気をさらに上げた。その頃、信は昌文君に対し何日耐え凌げば良いのかということを尋ねていた。信の問いに対し昌文君は8日だと答える。二日しのいだことも奇跡であるのに、それをあと5度続けることがどれほど難しいかは信や昌文君は気づいていた。

 

 

相変わらず蕞の民兵は睡眠不足で始まった三日目。しかし、相変わらず民兵たちは奮闘していた。昨夜の政のねぎらいが効いていたのだ。民兵たちの覚醒によって蕞の城の三日目、四日目も何とか陥落することなく夕暮れを迎えた。李牧は蕞という尋常ならざる城に対して疑念を確信に近いものに変えていた。

 

 

 

 

蕞の城防衛戦、五日目と六日目

四日目までは何とか耐えしのいだ蕞の城だったが、五日目には民兵の本当の限界が現れ始める。何もしていないのに民兵たちが倒れ始めたのだ。蕞の城にとっては極限の状態の中、なんと政自身が戦場に参戦する。王自ら危険な戦場に立ち、民兵を奮い立たせることで何とか戦意をつなぎとめる。しかし、敵は政の存在が民兵の戦意を上げていることに気付いていた。政は李牧軍の兵士の凶刃に倒れてしまう。政が凶刃に倒れるのを見て民兵たちは大王様と叫んでしまう。派手な装飾をした目の前の男が秦国の王であることに気付き、首を取ろうとする李牧兵。しかし、間一髪のところで信が助太刀に入った。

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政は何とか意識をつなぎとめたが、秦国王・政の存在は李牧軍に知れ渡ることになってしまった。

 

 

蕞城に秦王・政がいることを聞いて蕞の城の異常さを理解した李牧。政が蕞にいることを確認した李牧は、日が落ちた中で混乱の中政を取り逃がすことを恐れ、力を温存して夜営に入った。政が李牧軍の凶刃に倒れたことは敵味方の隅々まで知れ渡り、蕞唯一の武器であった高い士気は音を立てて崩れ去っていった。それがわかっていた昌文君らの本陣でも重い決断が下されようとしていた。政を蕞の城から脱出させようとしたのだ。政の説得を信に頼む昌文君。信のいうことであれば政も納得するであろうと昌文君は考えたのだ。政を説得しに行く信。しかし、政の答えは「死んでも断る」とのことだった。政の決意の固さを確認した信は逆に昌文君を説得し、六日目の戦に挑むこととなる。

 

 

六日目の蕞の朝は五日目までとは大きく異なっていた。戦意そのものが消失し、惰性で配置についているだけだった。当然、全方位で李牧軍に押される蕞の城。そんな中、民兵の歓声が起こる。なんと、意識を保つのがやっとの状態である政が、戦場に立ったのだ。

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限界を超えて戦意を上げる蕞の民兵。飛信隊も民兵につられて覚醒する。介億の影響が及ばない南壁において、敵をなぎ倒していく。特に信は自分の力を出し尽くし、李牧軍の兵士を屠っていく。飛信隊の活躍含め、なんとか六日目も乗り切った。

 

 

 

 

 

蕞の城の防衛戦、運命の七日目

 何とか六日目の夜を迎えた蕞の城だったが、信の意識はなく、近づいてくる人間には無意識に剣を振ってくるありさまだった。そんな信に対し、政が話しかけると信は意識を取り戻し政と少し会話をしてから眠った。

 

 

蕞の城の防衛戦七日目、この日が蕞の城の戦い、いや、秦軍対合従軍の大戦の最終日となる運命の日となった。神がかり的な士気でも跳ね返せず、予備兵も使い切ってしまった蕞の城は李牧軍の城内への侵入を許してしまう。絶望に崩れ落ちる蕞の民兵。しかし、そんな時、信は奇跡の存在を確認していた。なんと、李牧軍が城内に入ったタイミングで山の民が到着したのだ。

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五日目の夜、信が政を説得するために政の寝室を訪れた際、信は山の民の援軍について聞いていた。政は咸陽を出る前に山の王、楊端和に伝言を送っていたのだ。しかし、政が使者を送った際、山の民は山界の北方奥深くの大遠征に出ていた。山の民にとって、山界の覇を争う大戦の最中、蕞の城の援軍に駆け付けるということはそれまでの戦績や犠牲を無駄にしてしまうことに等しかった。二日目の夜、昌文君が信に対して答えた8日というのは山の民の遠征地から蕞までの行軍を計算した日数だったのだ。山の民にとってはデメリットしかない蕞への援軍、しかし政と信は来てくれることを確信していた。山の民は配置を終えると李牧軍に突撃した。

 

 

政が山の民の援軍を黙っていたのは2つ理由があった。一つは来るかわからない援軍を頼るのは危険だったこと。二つ目は李牧の耳に山の民の援軍のことが耳に入ることを防ぐためだった。事実、山の民の援軍は完全に李牧の虚を突いていた。長年趙北部の地・雁門(がんもん)で北の騎馬民族・匈奴(きょうど)と戦っていた李牧にとっては異民族が援軍に来るという発想はなかったのだ。結果的に4年前の成蟜の反乱を表向きにしていなかったことも功を奏していた。4年前、政が山の民の助力を受けたことは王宮の外には広まっておらず、もちろん李牧の耳には入るはずもなかった。

 

 

李牧軍を圧倒する山民族。山民族とぶつかった際には咸陽を落とすだけの兵力は残らないだろうと確信していた李牧。咸陽を落とせないのであれば、合従軍の戦に意味はないため、退却することが正しい判断となる。李牧が全軍退却の合図を出そうとしたその時、龐煖が暴れ始める。楊端和は龐煖に向かっていこうとするが、そこに横入りしたのは信だった。信は、天下の大将軍になるには龐煖は避けては通れないと直感していたのだ。圧倒的な威圧感を放つ龐煖。しかし、龐煖に向かっていく信。二人は馬上から落ち、地上での一騎打ちとなる。しかし、不意に龐煖の一撃を食らい、吹っ飛ばされてしまう信。それでも信は倒れない。廉頗のような大将軍の一撃に比べれば龐煖の一撃は軽かったのだ。もともとボロボロだったところに食らった龐煖の一撃。信には余力はほとんどなかった。龐煖の一撃をかわせないことを悟った信は逆に龐煖に向かっていった。

 

 

 

 

キングダム32巻の感想

ついに山の民到着!今まで援軍の存在をひた隠しにしていましたが、山の民が現れたときはそれはもう鳥肌もんですよ!限界を超えて戦う蕞の城がついに破られてしまったときに到着する山の民。タイミングも完璧です!32巻はほんとに行き着く暇もない程熱い展開ですが、山の民の到着は格別ですね。さて、長いこと続いた合従軍編も次巻で最後です。最後は信と龐煖の一騎打ちですね。ハラハラドキドキのキングダム32巻、ぜひご覧ください!

 

 

ちなみにキングダム33巻のあらすじはこちらです。 

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