キングダムの事なら友努勝

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キングダム34巻のあらすじと感想

キングダム34巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム34巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム34巻について

キングダム34巻の表紙は下の通りです。

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 ちなみにキングダム33巻のあらすじはこちらです。

www.kingdomkingdom.net

 

 

キングダム34巻では羌瘣の仇討ちの旅が終了します。”祭”を潜り抜け圧倒的な力を手にした幽連に対し、成すすべなくやられていく羌瘣。もうだめかと諦めかけたそのとき、羌瘣の力を引き出す新たな光が・・・。また、34巻では成蟜反乱編という新章にも突入します。政に力を貸していた成蟜がなぜ急に反乱を起こしたのか。新展開のキングダム34巻のあらすじはこちらです。

 

 

 

 

 

キングダム34巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム34巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 別の道
  2. 白老の言葉
  3. 戦後の各国

別の道

”祭”を潜り抜けた幽連は圧倒的な力を手にしていた。幽連は”祭”において羌象を汚い手段ではめた後も勝ち続け、最後に残ったのは実の妹だった。幽連は実の妹の心臓を刺しとどめを刺した。幽連が怪物に変ずるには十分な理由だった。幽連は羌瘣に対し、最愛の羌象がいない今、自分の高みに達することはないと言い放った。幽連にボロボロにされ意識も消えかけようとしていた羌瘣。しかし、意識を失う寸前、一筋の光を感じる。羌瘣が瀬戸際で思い出したのは飛信隊のことだった。羌瘣は何かを悟ったように再び立ち上がった。

 

 

ボロボロのなか立ち上がった羌瘣。羌瘣は以前羌象が羌瘣を殺すために編み出そうとした術を繰り出そうとする。この時、羌瘣は羌象が”魄領(はくりょう)の禁”を犯してしまったことを思い出していた。来る祭に向け、羌瘣を殺すための術を編み出そうとしていた羌象。しかし、あまりにも深い”巫舞”をしてしまったため、自力で意識を戻すことができなくなっていた。”巫舞”において自力で意識を戻すことのできない領域を”魄領”といい、羌象は意識なく寝込んでいた。しかし、翌朝羌象は目覚めたのだ。羌象曰く、魄領に落ちた際には真っ暗な闇に落ちていき、何も聞こえず、何も感じず、ついには何も考えることができなくなっていた。しかし、魄領の底に一筋の光を感じる。羌象が感じた光の正体は羌瘣、つまり羌瘣の存在が羌象を魄領から引き戻したのだ。羌象の話と同じように何も感じなくなるほど”巫舞”を深く落とす羌瘣。しかし、背中には一筋の光を感じていた。羌瘣は飛信隊という光をたどって魄領から帰還し、幽連を討ったのだった。

 

 

幽連を殺し、敵討ちに成功した羌瘣。幽連の手下はすぐさま羌瘣に襲いかかるが、羌明がこれを阻止する。すべてが終わった後、羌瘣は羌明に対しお願いをする。羌瘣のお願いとは幽連の死体を隠して、未だに幽連が生きているということにしてほしいとのことだった。理由はもちろん次の”祭”を行わせないためである。つながりの力を実感した羌瘣は”祭”は行われない方がよいと考えたのだ。元々は羌象の敵討ちを終えたら自殺するつもりだった羌瘣。しかし、今は「別の道」が羌瘣にはある。飛信隊を班れて392日、羌瘣はようやく帰途についた。

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白老の言葉

飛信隊に帰還した羌瘣は自ら前線で鋭い指揮をとり武功を挙げまくった。羌瘣の活躍は信の活躍をかすませるほどであり、飛信隊のメンバーも羌瘣に全幅の信頼を置くようになっていた。六大将軍レベルの大将軍になろうと血気盛んな信と羌瘣。しかし、合従軍の疲労は七国すべてにのしかかり、大きな武功を挙げるような戦は起こらなかった。冬も越し、前線からいったん下がった飛信隊に届いた知らせは”蒙豪危篤”の知らせだった。

 

 

蒙恬と信が来ると、蒙豪は意識を取り戻した。蒙豪は蒙恬と信に対し、最期の言葉を投げかける。蒙豪は斉の国で生まれ、武将として各国を転々としたが芽は出ず、秦の国についてからようやく少しずつ芽が出始めていた。しかし、当時は秦六大将軍の時代。蒙豪も武功を挙げるが、蒙豪の武功をかすませるほどの武功を六大将軍は挙げていた。蒙豪は六大将軍に対して嫌悪の気持ちを常に抱いており、時には早く死ねと思うほどだった。それでも、心の奥底では常に六大将軍にあこがれを抱いていた蒙豪。蒙豪は六大将軍らと同じように、蒙恬と信、王賁で共に高みに登るよう助言する。時には対立しながらも意識し合えば大きな力を生むと。蒙豪は蒙恬と信に話し終えた途端、眠るように逝った。

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戦後の各国

蒙豪死去の後間もなく、王宮内では慶事があった。宮女・向が政の子供を産んだのだ。信は王女の誕生を祝いつつ、再び戦場に戻った。また、同時期には王翦、桓騎という両将軍がそれぞれ慶都(けいと)、汲(きゅう)という魏の巨城を落としていた。しかし、合従軍の翌年に起こった大きな戦はこの2つ程度であり。各国は内に向けて力を入れる時期に入ったのだ。楚では春申君が合従軍の責任を取らされ王に遠ざけられた一方、媧燐が楚軍全体の第二将まで位上げしていた。趙では李牧も王から遠ざけられ、冷や飯を食べていた。李牧は、政という若き王の台頭と、未だ大きな権力を持っている呂不韋の権力争いがここから激しくなるであろうことを予見した。

 

 

 

 

成蟜の反乱

蕞での政の活躍を傍観するしかできなかった呂不韋は、一時の求心力を離れ、既存の勢力を維持するので精一杯だった。対する政陣営に人は集まり、互角以上の勢力を誇っていた。しかし、このまま指をくわえてみている呂不韋ではなかった。合従軍に攻め込まれた際の復興のため秦国は大きな財政難の中にあるにも関わらず、呂不韋は煌びやかな宴を毎日開き、客人を囲っていた。

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国の財源を使ったのではないかと問い詰める李斯。それに対して呂不韋は「儂の蔵を少し開いてやっただけじゃ」と答える。これほどの大きな宴を催すほどのお金に対し「蔵を少しほど」と表現してしまう呂不韋を李斯は心底恐ろしく感じた。

 

 

拡大した呂不韋陣営に対し、政陣営で最も気を吐いていたのは成蟜の一派であった。ここにきて成蟜の勢力は急拡大し、共闘の味方である昌文君も警戒するほどであった。成蟜の妻・瑠衣(るい)は祖母のお祝いのため、北東の要所・屯留に向かう。

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しかし、この時咸陽には奇妙な知らせが届いていた。趙が2万の軍を興して秦の地に侵攻してきたのだ。2万では取れる領土も限定的であり、何より合従軍の敗北国である趙には軍を興すほどの余裕はないはずだった。しかし、趙軍は古くは趙の土地であった屯留を目指していたのだ。屯留を取られた場合一帯がこぞって趙に寝返る可能性があったのだ。侵攻してきた趙軍を止める将軍もおらず、誰を趙軍にあてるかと咸陽が慌てふためいているとき、妻である瑠衣を助けるためにも成蟜は出陣を志願する。呂不韋は不敵な笑みを浮かべ、成蟜の出陣を見守った。

 

 

 屯留では蒲カク(ほかく)という男が実権を握っていた。祖母は蒲カクを高く評価していたが、瑠衣はいまいち蒲カクを信じることができなかった。趙軍に包囲される屯留の城。しかし、屯留に朗報が入る。成蟜率いる軍が屯留を包囲している趙軍を攻撃し始めたのだ。喜びのあまり崩れ落ちる瑠衣。この時から蒲カクの作戦は始まっていた。

 

 

 

成蟜の軍は半日ほどで趙軍を開放し屯留の民は成蟜を歓迎した。成蟜は蒲カクに迎えられるが、成蟜は瑠衣はどこだと尋ねる。案内されたのは瑠衣の祖母のいる部屋だった。蒲カクはそこで驚くべきことを口にする。なんと、成蟜を国王とするため反乱を起こそうというのだ。当然断った成蟜だったが、なんと今回の趙撃退軍の将軍さえも蒲カクの息のかかったものだったのだ。成蟜は捕らえられ、蒲カクによって反乱の準備は進んでいくのだった。

 

 

屯留の異変の報を受けた政は飛信隊の成蟜の救出を頼む。成蟜ははめられたのではないかと疑う政であったが、そのため飛信隊に成蟜の救出を依頼した。

 

 

 

 

 

 

キングダム34巻の感想

羌瘣飛信隊に復帰!合従軍編で丸々いなかったからなんか久しぶりな感じですね。幽連が情を断ち切ることで得た力を羌瘣が飛信隊という外とのつながりの力でねじ伏せましたね。羌瘣が復習を終えたシーンは感動しました。また、次巻では成蟜反乱の詳細が明らかに・・・。羌瘣の敵討ちが見どころのキングダム34巻、ぜひご覧ください!

 

 

 

 

ちなみにキングダム35巻のあらすじはこちらです。

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