キングダム24巻のあらすじと感想
キングダム24巻のあらすじをご紹介
どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム24巻のあらすじを紹介していこうと思います。
キングダム24巻について
キングダム24巻の表紙は下の通りです。
ちなみにキングダム23巻のあらすじはこちらです。
キングダム24巻では李牧が動き出します。燕を倒したり同盟を作ったり本当に過労死するんじゃないかってレベルです(笑)。あとはホウケンの一騎打ちもあります。ホウケンの迫力ある一騎打ちが好きだという読者の方は一定数いらっしゃるのではないでしょうか?とにかく趙が大忙しのキングダム24巻のあらすじは下の通りです。
キングダム24巻の詳しいあらすじ
それではここからはキングダム24巻のあらすじを紹介していきたいと思います。
1、趙vs燕
大木を斬り続ける龐煖のもとに李牧の側近・慶舎がやってくる。趙は秦との同盟が活きているうちに燕を叩いておくことを考えていた。しかし、燕は全土に名を知らしめている大将軍・劇辛を出陣させる。
かつて燕が滅亡の危機に陥った時、燕の家臣・郭隗(かくかい)が当時の王に「優秀な家臣が欲しいなら私を厚遇してください そうすれば私よりも優れた才能の持ち主が集まって参ります」と説いた。当時の燕の国王が郭隗を厚遇すると、燕にはたくさんの優秀な人間が集まってきた。その中に劇辛という男もいたのだ。つまり、劇辛は金目当てで趙から燕に移ったのだ。
戦国中期、東中華の大将軍といえば皆が口を揃えて楽毅と言った。滅亡寸前の燕を復興させ、逆に大国斉を滅亡寸前にまで追いやった戦いぶりは後の世に「軍神」と称されるほどだった。そして、楽毅とともに暴れまわったのが劇辛である。劇辛は楽毅の戦を可能な限り記録をとり、楽毅の戦を盗んだのだ。故に劇辛の戦は楽毅のものとよく似ていた。
李牧は劇辛の戦略を完全に見抜いていた。しかし、劇辛は焦ってはいなかった。劇辛側から見て右側の戦場の趙軍の動きの精度が高いことに目をつけ、李牧の本陣が真横にあることに気づいたのだ。
劇辛は自身の必殺部隊・毒犬とともに李牧の本陣を落としに行く。効果的な先制攻撃を喰らわせた劇辛軍だったが、目の前には龐煖が立ちふさがった。
龐煖に襲いかかる毒犬隊だったが、龐煖に触れることすらできない。そこで、劇辛自ら龐煖に一騎打ちを挑む。しかし、龐煖の止まった状態の片腕の力のみで押されてしまう劇辛。最期はあっけなく龐煖に真っ二つにされてしまった。
2、楚の千人将
飛信隊は楚軍から山陽を防衛するために配置についていた。信と同年代の楚軍の千人将・項翼(こうよく)は飛信隊を挑発し続ける。挑発に耐えきれなくなった信は、項翼に向かって斬りかかる。信の一撃を受け止めた項翼だったが、同じく信と同年代の楚軍の千人将・白麗(はくれい)に止められて戦争にはならずに済んだ。
3、成蟜の解放
咸陽では異変が起きていた。太后との淫行の噂で傾いた呂不韋陣営であったが、どういうわけか巻き返しが始まったのだ。政の陣営はおろか、呂不韋の陣営ですら理由をつかめずにいた。
呂不韋は執拗に求めてくる太后に嫌気が刺していた。そこで、女を悦ばせることに長けた嫪アイ(ろうあい)という男を紹介して、後宮に送った。これにより呂不韋は太后から解放された上に、味方として残った後宮の有力者・三大宮家が呂不韋の陣営を太らせていたのだった。しかも関係者は全員暗殺され、口を封じられていたため呂不韋陣営ですら自分たちの陣営が大きくなる理由がわからなかったのだ。自身の陣営が大きくなったタイミングで、呂不韋は相国という位に着いた。相国とは最高位の位であり、相国を超えるのはもはや国王だけであった。陣営の大きさで負けている政一派は呂不韋の相国になるという暴挙を止めることはできなかった。
呂不韋が相国となり大きく差が開いてしまったため、権力争いを続けるために、政はやむなしの一手を打つ。王弟・成蟜を解放したのだ。
成蟜を解放したことで、政陣営と呂不韋陣営の勢力図は五分に近づいた。しかし、反乱の危険性がある成蟜を解放したのは確かに危険なことであった。それでも政が成蟜を解放したのには理由があった。呂不韋が丞相を卒業したことによって空いた席に昌文君を座らせることを目論んでいたのだ。目論見は成功し、右丞相は昌平君に取られてしまったが、左丞相は昌文君となった。
4、徐
飛信隊は山陽の防衛という役割も終わり、東の東金という場所を目指していた。東金は秦軍にとっては未開の地であり、警戒態勢で進んでいた。進軍の最中、ボロボロの子供に出会う。子供は「徐」という国の住民であると名乗るが、貂ですら徐という国名に聞き覚えはなかった。それもそのはず、徐は山地の中でか細く吸収されず生き残っている小国であり、隣国の楚や魏ですら限られた人間しか知らないような国だった。しかし、徐は韓軍の攻撃を受け、命からがら逃げてきた子供が飛信隊に助けを求めた。信は命令違反は百も承知で徐の国を助けに行った。
飛信隊が徐の国に到着した時、まだ韓軍が徐の城を包囲していた。不意をつき後ろから韓軍を急襲する飛信隊。さらに、信は馬を巧みに使うことで韓軍の大将を討ち取る。飛信隊は韓軍を追い払い、中の徐の民を救った。
徐の国は情報の流しを生業にする事で生き延びていた。楚や魏や趙が安全に情報を手に入れることができる場所として、3国の庇護を受けていたのだ。しかし、偶然韓が徐の場所に気づき、偽の情報を流すよう命令してきたのだ。当然断った徐であるが、報復として韓軍の攻撃を受けてしまっていたのだ。徐はお礼として東金までの道のりを示した地図を信に渡し、信は助けを求めた子供に別れの挨拶をして東金へと向かった。
5、李牧の悪だくみ
徐の国を出発した飛信隊。しかし、途中で趙の軍隊と李牧を発見する。信と貂は李牧にばれないように李牧の後をついていく。すると、密林の中の天幕にたどり着く。天幕の中からは李牧ともう一人の男が出てきた。もう一人の男は楚国宰相・春申君(しゅんしんくん)であった。
李牧に会談の内容について尋ねる信。当然答えない李牧であったが、一騎打ちで勝てば会談の内容を教えてやるという。真剣で斬りかかる信だが、李牧に簡単に受け止められてしまう。
李牧が場数を踏んだ武将であると確認した信は、東金城に向かった。
東金城に着くと、おめでたい知らせを聴く。なんと、宮女の一人・向が政の子供を授かったのだ。驚く信や貂。しかし、元王騎軍の軍長たちが何やら騒がしい。元王騎軍の軍長たちの予想は当たった。楚から秦に向けて大軍が動き出したのだ。
キングダム24巻の感想
いやー李牧働きすぎでしょ(笑)。本当に趙の中枢には誰もいないんかってぐらい働いてますね。まぁ後々明らかになるのですが趙の国王はキングダムでは暗君として描かれているので仕方ないといえば仕方ないのかもしれませんね。あとは劇辛が完全に咬ませキャラでしたね。一騎打ちでホウケンにあっさりやられてしまいました。もう少し活躍の場を与えても良かったのに…。まぁホウケンの強さを引き立てる形にはなりましたね。とにかく趙が大忙しのキングダム24巻、ぜひご覧ください!
ちなみにキングダム25巻のあらすじはこちらです。