キングダムの事なら友努勝

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キングダム8巻のあらすじと感想

キングダム8巻のあらすじをご紹介

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。今回はキングダム8巻のあらすじを紹介していこうと思います。

キングダム8巻について

キングダム8巻の表紙は下の通りです。f:id:masaru_tomoyume:20181023090330j:image

 ちなみにキングダム7巻のあらすじはこちらです。

masaru-tomoyume.hatenablog.com

 

 

キングダム8巻では政の過去が明らかになります。政の過去には8巻表紙の柴夏という女性が出てくるのですが、柴夏は政に大きな影響を与えることになります。柴夏は本当に泣かせてくれます。感動の政の過去が見どころのキングダム8巻のあらすじは下の通りです。

 

 

 

 

 

キングダム8巻の詳しいあらすじ

それではここからはキングダム8巻のあらすじを紹介していきたいと思います。

  1. 長平の戦い
  2. 趙からの脱出
  3. 脱出劇
  4. 信、甲冑を買う
  5. 本当の目的

1、長平の戦い

舞台は中華の中心に位置する国、趙。紀元前262年元々韓の土地であった「上党」の地をめぐり秦と趙が激突した。決戦の地は長平。秦将は白起、趙将は廉頗。両国の総力をあげたこの大戦は2年たっても決着がつかなかった。しびれを切らした趙王はここで愚断を下す。総大将を名将・廉頗から血気盛んな若将・趙括にしたのだ。ここから2年の膠着は一気に流れだし、紀元前260年大将趙括を討たれた趙軍は降伏し、約40万の兵が投降した。しかし、ここで秦軍の総大将白起は恐ろしい決断を下すことになる。食料と反乱の問題を理由に趙兵40万人を生き埋めにしたのだ。この未曽有の大虐殺は「長平の戦い」という名で史に深く刻まれることになる。しかし、この惨劇の数か月後よりによって趙の国都にて秦の王子が誕生してしまう。この赤子は政と名付けられた。

 

 

 

 

2、趙からの脱出

長平の戦いから9年後、趙の国都、邯鄲に秦の役人がやってきた。話し相手は闇商人の柴夏(しか)とその仲間。

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役人が話を始める前に、柴夏には話の概要がわかっていた。柴夏の話によると、近くに「戦神」とまで呼ばれた秦の昭王が崩御したとのことだ。これにより、次期王になることが決まっていた安国君が王になり次の次期王は子楚(しそ)という男になることが決まった。子楚という男は趙に数十年もの間人質になっていた秦の王子で、呂氏が大枚をはたいて取り入り子楚が王になるまでに金を貢いだ。また7年前軟禁されていた子楚を趙から脱出させたのも呂氏であり、その際子楚は孕ませた趙の女を連れて逃げる余裕はなく、女と子は趙に取り残されたままだった。そう、役人の柴夏たちへの依頼とは子楚の子である政を趙から秦に送り届けることだったのだ。柴夏は王に合わせてから依頼を受けるか決めるという。そんな時、偶然政がコソ泥をして問い詰められているところを見物する。めったうちに合う政だったが趙人の一人が政の腕を切ろうとする。そこで柴夏は止めに入り、政は逃げて行ってしまった。

 

 

柴夏の仲間の一人が政の情報をかき集めていた。わかったことによると、政とその母親への秦からの仕送りは途絶えており長平の恨みもあって2人は酷い仕打ちを受けているとのことだった。そして、趙王の耳に秦王・昭王の死報が入れば趙王は政の暗殺を企てることが目に見えている。なぜなら、趙で酷い仕打ちを受けた政が将来王となれば趙は目の敵にされてしまうからだ。趙国の関を閉められるか政を脱出させるが早いかという博打は打てないと判断した柴夏たちは一度はこの依頼を断る。

 

 

柴夏は政と会っていた。月の輝きについて「月がいつも以上に輝いているのはくじけぬようにはげましてくれているのだ」と述べる。家に帰った政は秦の役人から秦に帰ることを提案されるが、そこで気絶してしまう。政を家から連れ出す秦の役人たちだが、後ろから柴夏たちの馬が来ていることに気づく。柴夏たちはこの依頼を受けることに決めたのだ。

 

 

3、脱出劇

趙から秦にたどり着くまでは5つの関を越えなければならない。第一の関を突破した柴夏たちだが、第二の関を突破するとき、アクシデントが起こる。関の門兵の一人が柴夏の米俵に矢を放ったのだ。政の隠れている米俵からは血が出ている。悲鳴すら聞こえないことから気絶もしくは死んでしまっているのではと危惧した柴夏だったが、手を穿たれながらも政は眉一つ動かさず耐えていたのだ。安心する秦の役人たちだったが、柴夏は不信感を感じていた。

 

 

第五の関を越え、安堵する秦の役人たち。しかし、第五の関を越えたところで政の失踪がばれてしまう。ここからはいかに趙軍に追いつかれぬように秦にたどり着くかがカギとなる。ところが第五の関を越えて間もなく、突然政が馬から降りてしまう。政に理由を聞く柴夏だが、政は自分の腕を木の枝で突き刺す。気は確かかと尋ねる柴夏だが、政は自分の体が痛みを感じないのだと告白した。自分には王となる資格がないのだと絶望する政だったが、柴夏は自分が支えてやるからと共に秦へ帰ろうとする。そんな時、政の耳には幻聴が聞こえる。やはり帰れないと諦める政だったが、柴夏が一喝したことにより幻聴は消え、ゆっくりと眠りに落ちたのだった。

 

 

政の容態は安定したようだが、やはり時間のロスは大きかった。背後を振り返ると砂煙が上がっている。趙の騎馬隊だ。武器を用意して、戦いの準備をする紫夏。崖の上を見ると、そこには趙の騎馬隊がいる。刃が紫夏に届きそうなその時、紫夏の闇商仲間である亜門が自らの命を賭して体当たりをして時間を稼いだ。

 

 

政はとある夢を見ていた。自分の亡霊と対話をしていたのだ。亡霊は「このまま秦に戻っても、苦しい思いをするだけだ。今なら帰れるぞ」と誘う。それでも政は「秦に帰り王になる」と亡霊を振り切り眼を覚ますのだった。

 

 

政が眼を覚ますと、紫夏は腕を矢で貫かれていた。追いかけて来る騎馬隊に対し、もうあと半刻も持ちそうにない。諦めかけていた一同だったが、政が一喝。「諦めるな!」。政の様子の変化に戸惑いを隠せない一同だったが、この檄で士気を取り戻す。秦の役人である道剣も倒れた中、前から騎馬の土煙が見える。秦の援軍が来てくれたのだ。紫夏たちは戦意を取り戻して前を向くのだった。

 

 

紫夏のもう一人の闇商人仲間である江彰も失った政たち。騎馬隊は紫夏たちに近づき、秦の援軍と合流前に趙の騎馬隊に捕まってしまうかというところまで近づいていた。それでも諦めない紫夏は身を呈して政を守り、なんとか政は無傷で秦に返却されたのだった。

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政の過去を聞き、涙の止まらない向。政曰く「紫夏の話をすることは生涯ないと思っていた。自分の中で何かが変わっている」と述べた。

 

 

 

 

4、信、甲冑を買う

魏との戦の報酬で多くの金と百人将の位を手に入れた信。甲冑を買いに行くもどこの店でも信は「兄貴のものか?」と聞かれて憤慨する。いくつか店を渡り歩き、信が魏との戦いで同じ戦場にいた田有という男に出会う。田有から信が魏との戦いで活躍したのは本当だと聞き、店主は一番高い甲冑を用意してくれた。

 

 

王都・咸陽では異変が起きていた。昌文君の協力者が次々と暗殺されていた。事件の黒幕は誰なのかと議論するが、該当する人物が出てこない。そんな中、秦のある場所で「朱凶」「号馬」「賢仙」「赫力」そして、「蚩尤」という暗殺者が集められていた。そしてなんと「蚩尤」という暗殺者は羌瘣だったのだ。

 

 

 

 

5、本当の目的

昌文君一派のもとには暗殺の黒幕の第一候補であった肆氏が現れていた。肆氏は昌文君に対し、殺された者の中には昌文君の大した有力者ではない者もいるというアドバイスをする。それを機に、昌文君は王宮の門扉兵の管理を役人を優先して殺していることに気付く。そう、暗殺者を手配した者の最大の目的は、大王・政を暗殺することだったのだ。

 

 

政の暗殺が主目的であると気付いていた肆氏は信と河了貂を王宮に手配する。早速「賢仙」という刺客と遭遇した信だが、一対多であってもものともせず相手を葬っていく。政の寝室に向かって行く人影を見た河了貂は信が「賢仙」を足止めしている間に政の寝室に向かうのだった。

 

 

政の寝室に向かう途中、「赫力」という刺客と遭遇してしまう。命を奪われそうになる貂だったが、そこに羌瘣が現れ「赫力」を皆殺しにしてしまう。信は貂に追いついて、羌瘣の異常性について聞いた。その後2人は政の寝室にたどり着いた。

 

 

 

 

キングダム8巻の感想

柴夏泣ける・・・。個人的には政の過去はキングダムの中でも5本の指に入るほどの感動シーンかと思っているのですが皆さんはどうでしょう?柴夏は今後も政に対して大きな影響を与えています。信にとっての漂のような存在ですね。政の過去が魅力のキングダム8巻、ぜひご覧ください!

 

 

ちなみにキングダム9巻のあらすじはこちらです。

masaru-tomoyume.hatenablog.com

 

 

 

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