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キングダムのあらすじを振り返る~著雍決戦(秦・騰VS魏・呉鳳明)~

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。

 

 

今回はキングダムの著雍(ちょよう)攻略編を振り返っていきたいと思います。著雍攻略編はジャンプコミックスでいうと35巻〜37巻に相当し、話数でいうと379話〜401話に相当します。

 

 

前章のあらすじの復習はこちらです。こちらもぜひご覧ください。

masaru-tomoyume.hatenablog.com

 

 

 

ではでは早速あらすじの復習に参りましょう。

 

 

 

 

二年前の合従軍の侵攻で、秦国の国境は大きく形を変えていた。李牧と春申君は山陽こそ取り戻さなかったもの、秦が中華に出づらくなるよう国境を書き換えていったのだ。その結果、山陽の先にある著雍という都市が 中華進出を塞ぐ要所となっていた。著雍を奪取すべく秦は騰を大将に一帯を侵攻し援軍として、飛信隊と玉鳳隊も呼ばれていた。

 

 

魏軍の総大将は呉鳳明(ごほうめい)。魏軍は地形などを利用したほとんどスキのない布陣を作っていた。

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しかし、王賁のみは魏軍の布陣のうっすらとした弱点に気づいていた。遮蔽物によって伝達、援軍が遅れる場所が3つあることに気づいたのだ。その3つを飛信隊、玉鳳隊、録嗚未隊の3隊で同時突破することで本陣を落とすというのが王賁の作戦だった。王賁の作戦を承認した騰は、作戦通りに軍を配置するのだった。

 

 

魏国には秦六将、趙三大天とならび中華の大乱を彩った英雄たちがいた。魏火龍七師(ぎかりゅうしちし)という7人だ。そのうちには呉鳳明の父、呉慶(ごけい)も含まれていた。七師のうち、呉慶を除く6人が真っ二つに分かれ、凱孟(がいもう)、紫伯(しはく)、霊凰(れいおう)の3人が残りの3人を殺してしまったのだ。これにより凱孟、紫伯、霊凰は獄に繋がれており、呉鳳明が王を説得して出してもらったのだ。著雍の戦いに凱孟、紫伯、霊凰の3人が参戦し、著雍の戦いにおいて秦にとって最大の障壁となるのだった。

 

 

開戦前の配置は下の通り。 

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信の前に立ちはだかるのは魏火龍七師の一人、凱孟。序盤から信と凱孟は一騎打ちをすることになり、はじめは信が凱孟に吹っ飛ばされるが、二人は互角の勝負を展開する。しかし、途中で信たちに凶報が入る。飛信隊軍師の貂がさらわれてしまったのだ。貂をいかにして助けるかという議論が行われる中、羌瘣が一つの案を出す。敵の指揮官である荀草(じゅんそう)との人質交換に持ち込むというものだ。人質交換作戦は見事に成功し、2日目の戦に入ったのだった。

 

 

玉鳳隊の1日目は順調そのものだった。2日目の最初も順調で、かなり敵を押し込んでいた。しかし、ここで立ち塞がるのは魏火龍七師の一人、紫伯。紫伯は槍の達人であり、戦術眼も優れた武将だった。紫伯の戦略に翻弄される玉鳳隊。玉鳳が後退する際、殿をする王賁は紫伯と相対すことになる。はじめは紫伯に圧倒されるが、3日目に紫伯を討つために紫伯の槍を観察することができた王賁だった。

 

 

一代前の「紫伯」はごく普通の男で位と財に任せて多くの女を囲っていた。現在の「紫伯」の本名は紫詠(しえい)と言い、紫詠はその中の女の連れ子に過ぎなかった。妹、紫季歌も同様であり、元「紫伯」と血が繋がっていなかったため冷遇されていた。そんな中で、紫詠と紫季歌は結ばれており、結婚を考えていた。元「紫伯」は紫詠の結婚をよしとせず、七師の一人・太呂慈(たいろじ)に紫季歌を婿にやったのだ。太呂慈は妻殺しで有名な男であり、紫季歌を斬ってしまった。紫詠は復讐に燃え、太呂慈と太呂慈についた2人の七師を一人で殺してしまったのだ。そこから紫詠は心もたぬ大槍になってしまった。

 

 

運命の3日目。王賁はかなり無茶な作戦を立てる。最も余裕のある新千人将・関常(かんじょう)の隊が敵中央5000を叩き、紫伯が出てくるまで王賁本人は関常隊の後ろに隠れているというものだ。中華に名を轟かせる将軍になるという野望を抱く王賁は紫伯に立ち向かっていく。

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相対す王賁と紫伯。2日目の怪我も悪化する中、王賁は紫伯の槍を型で捉えることによって反撃を開始する。力で勝る紫伯は力業で王賁を押し通そうとするが、王賁は紫伯が生を拒絶しているという弱点を見出し、見事に紫伯を倒したのだった。

 

 

飛信隊の3日目の作戦もまた激しいものだった。信が率いる2000の兵が凱孟、荀草の率いる13000の兵を引きつけ、その隙にきょうかいが率いる3000の兵が呉鳳明の本陣に迫るというものである。そのままでは、信が率いる隊は全滅してしまうため、隣の戦場にいる隆国が機を見て援軍に来るというものだった。この作戦は見事に成功し、凱孟軍を撤退させることに成功したのだった。

 

 

王賁の作戦通りに3日目の昼に呉鳳明本陣に到着した飛信隊、玉鳳隊、録お未軍。最後に到着したきょうかいの隊の前の予備軍は明らかに動きが遅れていた。羌瘣は呉鳳明の影武者の首をはね、天幕に火を放つ。天幕の火は秦軍勝利の合図であり、3日間押されていた秦軍は士気を取り戻した。

 

 

本陣から逃げ延びた呉鳳明は霊凰と合流していた。2人は秦軍の総大将・騰の首を取ることで魏軍の立て直しを図る。しかし、そこに現れたのは信。2人のどちらを斬ろうかという時、呉鳳明は霊凰に対し、「鳳明さまお逃げを!」と叫ぶことで難を逃れる。代わりに霊凰を討った信は武功を挙げ、魏軍は著雍から撤退していった。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?著雍決戦は王賁の活躍が目立ちましたね。これを機にキングダムの著雍決戦編を読み返して頂ける方が増えると幸いです。

 

 

次の章のあらすじはこちらです。こちらもぜひご覧ください。

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