キングダムの事なら友努勝

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キングダムの史実について語る~実はこの先キングダムでカギを握る人物 昌平君~

どーもこんにちは。友努 勝(ともゆめ まさる)です。


今回はキングダムの昌平君というキャラの史実をまとめていきたいと思います。


昌平君といえば、呂不韋が健在の際は呂氏四柱の一人として活躍しており、蒙武とは子供のころからの友人であり、その軍略の才能を活かして秦の丞相とまでなった人物です。今のままでも十分にメインキャラの一人なのですが、実は史実ではこれからとんでもないことを起こす人物なのです。

 

 

ここから先は、ネタバレしたくないという方は読まないでください

 

 

キングダムのストーリーは基本的に史実を基に作られていますが、触れられていない史実も多々あります。また、ストーリーを崩壊させるような部分に関しては史実であっても多少の変更がなされています。

 

 

ですが、これから語る昌平君の史実というのはおそらくストーリー上避けることができず、かつ重大なものでもあります

 

 

「そろそろ昌平君の史実を教えろ」という方が出てきそうですね。では発表します。

 

 

なんと秦を裏切り祖国の楚において楚の大将軍・項燕と手を組み、秦を滅亡寸前まで追い込むのです

 

 

史実を知らなかった方は腰ぬかしそうですね。正直、今のキングダムの話の展開ではどのような流れで昌平君が秦を裏切るのか想像もつきません。ちなみに、項燕という将軍は作中では名前だけは出ているのですが、彼の子孫がかの有名な項羽という人物なのですが、これについてはまた次の機会に。

 

 

では、昌平君の史実の細かいところを追っていきましょう。紀元前255年、秦がついに楚攻略にむけて動き出します。秦王・政は王翦と李信(キングダムの主人公の信の事)に楚を攻略するには兵がどれほど必要か尋ねます。血気盛んな李信は20万で十分だと述べ、老将・王翦は60万必要と述べます。王翦老いてしまったと判断した政。李信を大将に任命して楚に派遣します。

 

 

序盤は軽快に南下していく李信。調子に乗った李信は項燕の罠に気づかず南下してしまいます。そこで、項燕は隠していた兵を使い20万の兵を全滅させてしまいます。この当時、秦の猛攻を退けたのは李牧と項燕くらいのものであり、ここからも項燕のすごさがわかりますね。

(ちなみに李牧の史実についてはこちら)

masaru-tomoyume.hatenablog.com

勢いそのまま、項燕は30万の兵で咸陽を落とそうとします。焦った秦王朝王翦に60万の兵を与えて函谷関を防衛します。さすがに60万対30万の戦いで、しかも攻城戦では項燕に勝ち目はなく、撤退しようとします。しかし、この機を逃さなかったのは王翦。30万を全滅させ、楚王を捕えてしまいます。ここで、一度楚という国は滅びてしまいました。

 

 

「おいおい昌平君出てこないじゃないか!」とお怒りの皆様、ご安心を。ここからです。国を滅ぼされた項燕ですが、なんと昌平君を仲間に引き入れ楚王としてしまいます!いやーこのシーンは今の展開からは全く予想ができませんね。いきなり楚王て。飛びすぎでしょ(笑)。ちなみにこの後は、秦が新しく興った楚を壊滅させ、項燕も昌平君もここで死んでいます。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?いやー驚きですよね。おそらくのこの史実は忠実に再現されることが予想されます。原先生がこれをどのように描くのかが楽しみですね!これを機に昌平君の活躍シーンを読み返して頂ける方が増えると幸いです。


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